千代大龍秀政(ちよたいりゅう ひでまさ)は、九重部屋に所属してた元大相撲力士である。
概要
1988年11月14日生まれ、東京都荒川区出身。兄1人、妹3人。本名は明月院秀政(めいげついん ひでまさ)。愛称はゲッツ。2ちゃんねる相撲板ではメゲス。身長181cm、体重167kg(相撲協会公式発表)で、左肩付近の大きなアザが特徴。突き押し専門だが、MSP(明月院スペシャル)と呼ばれるタイミングの良い引き相撲を巧みに使う。
非常にふてぶてしいことで知られており、本場所中の支度部屋で他の力士は運動をして取組に備える中で堂々と睡眠をする。横綱戦では緊張するどころか楽しんで取っていると言う。しかしこれまで金星2個と、ちゃんと実績は挙げている。
来歴
小学6年生のころにスカウトを受けて相撲を始めた。中学は相撲部のある葛飾区の大道中学校にわざわざ越境通学しているか、当時は団体戦の補欠止まりだった。東京都立足立新田高校(千代大龍は都立高校出身として初の関取である)時代の稽古で特徴的な左肩のアザができるが、体が急激に大きくなって相撲も勝てるようになった。日本体育大学に進学すると4年生で学生横綱と国体横綱のタイトルを獲得して、大相撲の幕下15枚目格付出の資格を獲得した。
鳴り物入りで大相撲への入門を決意すると部屋は元大関千代大海に憧れて九重部屋に決めた。2011年3月場所で初土俵を踏む予定だったが、八百長問題のため1場所遅れて5月技量審査場所で初土俵を踏んだ。しかし蜂窩織炎のため、幕下付出としては戦後初めて初土俵場所で途中休場となった。しかし翌場所から3場所連続で勝ち越して2012年1月場所で十両昇進を決めた。
新十両の場所は西十両13枚目で13勝2敗の成績を挙げて堂々の新十両優勝。1場所での十両通過も期待されたが、東5枚目で8勝7敗だった翔天狼が優先されて新入幕はならず。3月場所は11勝4敗として、同年5月場所で新入幕を果たした。この場所はまだ髷が結えなかったため、雅山以来、平成で2人目のざんばら幕内となったが、骨折や肉離れなど負傷が相次いで途中休場。この場所はもう1人、皇風という新入幕力士がいたが、こちらも東京都出身、大卒、途中休場といくつか共通点があった。
続く7月場所では千秋楽に8勝7敗と勝ち越したが、場所後に糖尿病の発症が確認された。以降は糖尿病に端を発する体調不良にも悩まされているが、2013年3月場所では横綱初挑戦でいきなり日馬富士から金星を獲得。同年7月場所でも再び日馬富士から金星を奪い、9月には結婚と、まさに公私とも絶好調には見えたが、10月に網膜はく離と緑内障を発症してしまった。
2014年9月場所では新小結に昇進。東京都からは栃東以来久々の三役誕生だったが、この場所はもう一人の新小結常幸龍も東京都出身だった。この場所は全く自身が無かったようで、「三役で全敗した人っているのかな」などと呟いていたが、結局途中休場した。
2022年11月20日、引退届けを提出。大相撲協会に受理され大相撲力士を引退した。
超会議場所トーナメント戦の成績
ニコニコ超会議で行われた大相撲春巡業のワンデイトーナメント大会の結果をここに記す。
大相撲超会議場所
ニコニコ超会議3で開催された。当時の番付は西前頭7枚目(2014年3月場所)。
回 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 |
---|---|---|---|
1回戦 | シード | ||
2回戦 | ○ | 押し出し | 西前頭筆頭 玉鷲 |
3回戦 | ○ | 突き落とし | 東前頭14枚目 東龍 |
準々決勝 | ○ | 送り出し | 西前頭4枚目 勢 |
準決勝 | ● | 浴せ倒し | 東大関2 稀勢の里 |
決勝 |
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