千反田える(ちたんだ える)とは、『〈古典部〉シリーズ』の登場人物である。
概要、気になります!
神山高校に通う女子生徒で古典部部長。地元の豪農・千反田家の一人娘。長い黒髪に神秘的な紫の瞳を持つ。言葉遣いは誰に対しても敬語。決め台詞は「わたし、気になります!」
性格は清楚ではあるが人懐っこく、極度に素直で一途。それ故人を相手に腹芸ができるタイプではなく、その点を知人であり姉代わりの入須冬実に心配されている。また常人離れした記憶力を持ち、一度聞いたこと、一度会った人間の顔と名前は基本的に忘れない。そうした能力もあってか、成績は学年でもトップクラスである。さらに嗅覚・聴覚などの五感も犬並み。さらにパーソナルスペースが非常に狭く、テンションが上がると人の顔から数センチのところでまくし立てることも多い。まさに隙なく油断なく可愛いヒロインと言える。
幼い頃に慕っていた叔父が神山高校古典部の部長であったことをきっかけに古典部に入部し、古典部の文集『氷菓』にまつわる叔父の過去の秘密を解き明かすことを奉太郎に依頼した。
大変に好奇心旺盛な性格で、少しでも気になることがあるといてもたってもいられなくなる性格。そのため常時いろいろなことに興味を持っており、「わたし、気になります!」と言っては探偵役の折木奉太郎を謎解きに付き合わせるという、ある意味のトラブルメーカーであり、毎度毎度世話になっている奉太郎の能力については絶対の信頼を置いている。
しかし一方で他人の心の機微に対して敏感なため、気になればどんなことにも食いつくというわけではない。奉太郎に関しても、時に彼に頼り過ぎることを反省している一面がある。
農家の跡取りらしく、農作物や食べ物への愛着が人一倍強く、また料理の腕もプロ級。酒には弱く、ブランデー入りの菓子を食べるだけで泥酔する。
カフェインやアルコールに弱く、ウィスキーボンボンで酔った際には「笑い上戸の絡み酒」と分析され、酔って寝込んでしまった。また、カフェインに対する豊富な実例は奉太郎も聞かされている。
関連項目、気になります!
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