『千恋*万花』(せんれんばんか)とは、ゆずソフトより発売されたPCアドベンチャーゲームである。18歳未満は購入・プレイ不可。
概要
ゆずソフト第9作目の作品。2016年3月11日午前0時に、公式サイトとともに発表された。
キャラクターデザインと原画はむりりん、こぶいち、煎路が担当、SD原画はこもわた遙華が担当する。シナリオは天宮りつ、籐太、瀬尾順が担当する。
対応OSはWindows Vista, 7, 8, 10。また、ゆずソフトの作品では初めてフルHD解像度(1920*1080)に対応している。標準価格8800円(税別)。2016年7月1日に体験版が公開され、7月29日に発売された。
萌えゲーアワード2016年において、準大賞、7月月間賞を受賞した。
システム
本作では、ゆずソフトの作品では初めてとなるフローチャート機能が搭載された。これにより物語の要所を直感的に把握でき、攻略がより容易になっている。
前作『サノバウィッチ』で好評を博した「お気に入りボイス」機能も引き続いて搭載。こちらは発売後のアップデートパッチでプレイリスト再生機能が追加されている。
あらすじ
山の中にある町「穂織(ほおり)」は、かつては周囲と隔絶された田舎町であったが、独自の発展によっていまでは人気の温泉地。
さらに、穂織のもうひとつの名物として、岩に突き刺さった神刀「叢雨丸」というものがあった。ところが、主人公有地将臣は、あろうことかその刀をへし折ってしまう。
そんな将臣に言いつけられたのは、なんと町の巫女娘朝武芳乃との結婚だった。
この事件をきっかけに将臣は女忍者や留学生、さらには叢雨丸の魂など個性的な面子と出会い、彼の生活もまた一変していくことになる。
登場人物
主人公
メインキャラクター
- 朝武芳乃(ともたけ よしの) - CV:遥そら
- 町の巫女娘。生真面目な性格でクールに振舞っているようだが、感情豊かで子供っぽいところもある。
叢雨丸を折ってしまった将臣と、土地の掟により婚約させられてしまうが、当然本人は納得していない。 - 常陸茉子(ひたち まこ)
- CV:小鳥居夕花
- 巫女姫の護衛を務める女忍者。いたずら好きでお茶目な性格だが、仕事にはいたって真面目に取り組んでいる。立場上あまり表に出ることが少なかったためか、女の子としてほめられると恥ずかしがってしまう。
- ムラサメ - CV:佐藤みかん
- 叢雨丸に宿る魂。叢雨丸自体は数百年の歴史を持つ刀であるが、彼女はやや幼い風貌をしている。
幽霊を怖がるなど性格も基本的には子供っぽいが、たまに大人っぽいことを言うことも。
将臣と、芳乃をはじめとする朝武家の人間以外にはその姿を見ることができない模様。 - レナ・リヒテナウアー - CV:沢澤砂羽
- 穂織の町にやってきた、日本が大好きな外国人留学生。真っ直ぐで前向き、たいていのことでは落ち込まない精神の強さを持っている。また、ヒロインの中で一番の巨乳。
サブキャラクター
- 鞍馬小春(くらま こはる) - CV:真宮ゆず
- 町の甘味処でアルバイトをしている将臣の従妹。廉太郎という兄がいる。優しい性格だが、なぜか兄にだけは冷たい。
また、彼女はキャラデザと原画がこぶいちむりりんのどちらでもなく、煎路の担当となっている。 - 馬庭芦花(まにわ ろか) - CV:西山冴希
- 小春がアルバイトをしている甘味処のオーナー。将臣とは昔からの知り合いで、彼にとってはお姉さん的存在。ことあるごとに年上ぶるが、恋愛経験はない。
- 鞍馬廉太郎(くらま れんたろう) - CV:夏野楓
- 小春の兄で、将臣とは同い年の従兄弟の関係。陽気でイケメンだが、やや軽薄な男。
- 朝武安晴(ともたけ やすはる) - CV:由嘉鈍
- 町の神主で、芳乃の父。温厚な性格。芳乃と将臣を結婚させようとしている。
- 駒川みづは(こまかわ みづは) - CV:桜川未央
- 町の診療所を営む女医。クールな大人の女性。先祖代々、医者の家系である。
- 鞍馬玄十郎(くらま げんじゅうろう) - CV:山崎高
- 将臣の祖父。穂織の温泉旅館のオーナーだが、実際は隠居状態。何事にも厳格な頑固ジジイ。
主題歌
主なスタッフ
関連動画
関連立体
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
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