千葉マリンスタジアム(ネーミングライツにより現在はZOZOマリンスタジアム)とは、千葉県千葉市美浜区にある野球場である。千葉ロッテマリーンズの本拠地。
概要
千葉マリンスタジアム (ZOZOマリンスタジアム) Chiba Marine Stadium (ZOZO MARINE STADIUM) |
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基本情報 | |
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所在地 | 千葉県千葉市美浜区 |
開場 | 1990年3月 |
所有者 | 千葉市 |
使用チーム | 千葉ロッテマリーンズ |
収容能力 | 30,118人 |
グラウンドデータ | |
両翼 | 99.5m |
中堅 | 122m |
左右中間 | 112.3m |
フェンス | 3.3m |
面積 | 12,733,00㎡ |
経歴 | |
競技場テンプレート |
1990年3月に開業した、千葉ロッテマリーンズの本拠地。幕張新都心計画の一環として建設された球場で、全国屈指の多目的野球場というコンセプトを立ち上げていた。その為開場当初は必ずしもプロ野球やロッテ球団とは直接関わりのない球場で、初のプロ野球誘致は1991年5月25日のヤクルトスワローズ対中日ドラゴンズ戦(ヤクルト主催)であった。
しかし当時のパ・リーグの球団ロッテオリオンズが、狭くてオンボロな川崎球場から本拠地を移転する計画を立てていた。移転に関しては引き止める川崎球場側と球団とで一悶着あったものの、結局川崎球場が引き止め口実として挙げていた球場の改修も球団が満足に至るもので無かったため、移転が決定。ロッテ球団は千葉ロッテマリーンズに改称し、本球場と千葉市をフランチャイズとした。1992年4月4日には本球場初のパ・リーグ公式戦が開催され、千葉ロッテ始動に花を添えたのだった。
2004年に本格的なボールパーク構想が立ち上がり、2006年以降は球場内にバーラウンジやミュージアムが開業。その後もキッズスペースの設置やマッサージ席の確保などサービス面も向上している。
2010年には命名権を獲得した大手通販会社のQVCジャパンにより「QVCマリンフィールド」となる。2016年にはZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイが命名権を獲得、同年12月から「ZOZOマリンスタジアム」となり現在に至る。
海に極端に近いという立地(厳密にはバックネット側の真裏に位置する)もあって、浜風による強風で外野フライが内野まで戻ったり、他の球場より変化球が変化したり、はたまたトンボが大発生するなどして、試合が中断或いは中止になる事がある。
2005年の日本シリーズでは、長いプロ野球の歴史の中でも珍しい濃霧によるコールドゲームになったこともある。また2012年には球場上空をレッドブルの曲芸飛行機が飛び爆音で試合が中断するという珍事も起きている(曲芸イベントの主催者による違反行為であり、後に謝罪が行われている)。雨天中断中は両軍ベンチでモノマネが行われることも有名。
平日のナイターゲーム試合開始時間が他の本拠地球場より少し遅く、他球場が18時開始のところ、ここだけ18時15分開始になる。都内からのアクセスがやや遠い、主に試合を放送しているチバテレのニュースの放送時間が18時から15分であるためなどと言われている。
夏季のナイターゲームでは打ち上げ花火も行われているが、強風の場合にはグラウンド内に火の粉が降りかかるため試合が中止になることも。
各種飲食に関しては、全球場では唯一リエコーヒーとロッテリアが出店している。その他には選手メニューを販売するワゴンブースやロッテのキャンプ地である石垣島の素材を用いたカレーなどを販売。
プロ野球以外ではアマチュアスポーツの殿堂としても知られており、強豪校・習志野高校を始めとした地元のハイレベルな高校野球、社会人野球、草野球など多くのアマチュア野球がこの球場で行われる。2010年には野球場では初めて国民体育大会の開会式が開催された。
野球以外のスポーツだとXGames Chibaの会場もここ。国内唯一のXゲームの大会であり、期間中は球場がアーバンスポーツパークに変貌する。ライブでも数多く利用されており、国内最大規模の音楽フェスであるSUMMER SONICの会場となっている。
ゲーム媒体でも野球ゲームで度々登場するが、格闘ゲームにおいてもナムコの初代「鉄拳」の日本ステージの一つとして登場する。現在に至っても、実在の日本の野球場が格ゲーの対戦ステージとして登場するのはこの例のみである。
人工芝の老朽化が問題となっていたが、ファンの募金や寄付などもあり2010年オフに張り替えが行われた。
また老朽化や市長への投書を発端として、2016年以降は千葉市と球団の共同出資によりスコアボードが全面改修され、最新式のスクリーンに入れ替わった。従来は中央右側からスタメン表・オーロラビジョン・スコアボードとなっていたが、現在は幅30m程の大型スクリーンにそれらの表示を全て出力している。これによって、必要に応じて全面をオーロラビジョンに切り替えること等も可能になった。加えて今まで広告が設置されていた両外野席やバックネット裏の壁面の一部に、幅10m程のサブスクリーンを新たに4面設置した。これによってスコアボードの死角となる席からでもスコア表示やハイライト映像を見ることが出来るようになっている。
2019年からは従来の外野フェンス前に「ホームランラグーン」というテラス席を新設。これにより左・右中間がそれまでより最大4メートル狭くなり、フェンスの高さも1mほど低くなってホームランが出やすくなった。
交通アクセス
関連動画
野球関連
モノマネ
PV
外部リンク
関連項目
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