千葉茂とは…
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千葉茂(ちば しげる)とは、「猛牛」の異名を持つ元プロ野球選手・監督のことである。故人。
概要
OB | |
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千葉茂 | |
基本情報 | |
出身地 | 愛媛県西条市 |
生年月日 | 1919年5月10日 |
没年月日 | 2002年12月9日 |
身長 体重 |
167cm 64kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 内野手 |
プロ入り | 1938年 |
引退 | 1956年 |
経歴 | |
選手歴 監督・コーチ歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
1920年8月23日生まれ。愛媛県西条市出身。肩の強さを見込まれ、小学5年生時から投手として野球を始める。
愛媛県立松山商業学校に進学し、2年の後半から外野手としてレギュラーとなり、3年の夏には投手として夏の甲子園で優勝。
卒業後、イーグルスと仮契約した後に巨人軍と契約し二重契約状態に。その後、正式に巨人軍に入団した。同期には川上哲治、吉原正喜ら有力選手が多く、花の13年組と呼ばれた。
初年度からセカンドのレギュラーを掴み主に3番打者として打率.295の好成績を残す。その後も中島治康らとクリーンナップを組みチームの中心選手として活躍。
1941年、兵役のためにチームを離脱。このとき派遣命令が下るが、千葉の所属していた部隊は派遣中止となり転属、そのまま派遣された上官たちを載せた輸送船は轟沈し、多くの犠牲者が出たという。
復帰後も主軸として活躍し、人望やリーダーシップを買われ主将やコーチも務めた。1947年~1953年、7年連続でベストナインに選出。
1949年は打率.307と好成績だったものの首位打者を逃し、MVPの最有力候補と見られたが本塁打、打点の二冠に輝いたタイガースの藤村富美男が受賞。その後も主要打撃タイトルとは縁が無かった。
1956年現役を引退。1957年は1軍打撃コーチを、翌年は二軍監督を務めた。
1959年からは近鉄の監督に就任。千葉の愛称であった「猛牛」に因み、チーム名が「近鉄バファロー」に変更された。だが選手層がとにかく薄く負け癖が染み付いており、チーム改革を試みたも3年連続最下位に終わり、1961年シーズン後退任。
人物・エピソード
大きく足を振り上げる独特の一本足打法が特徴の巧打者。闘志あふれるプレースタイルから「猛牛」の異名で親しまれた。
右打ちを得意とし、厳しいボールはファールにし続け投手を丸裸にすることから「ストリップ打法」とも呼ばれた。粘りに根負けさせ四球を稼ぐことも得意としていた。
また守備範囲も広く、守備の苦手な川上哲治の代わりに一塁寄りの打球を処理することも多かった。
長島茂雄以前の巨人軍の背番号「3」であり、長島が入団した際に譲り渡す形で背番号を「31」に変更した。
常連であった銀座の洋食屋『銀座スイス(グリルスイス)』にて、大好物のカレーとカツレツを「別々に食べるのが面倒だから」とカレーにカツレツを乗せてほしいと注文。これがカツカレーの発祥と言われている。
高級ブランドの服を着崩し、革靴をサンダルのように履いていた。また、乗り物嫌いとしても有名であった。
通算成績
打撃成績
通算:15年 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NPB | 1512 | 6722 | 5643 | 981 | 1605 | 96 | 691 | 155 | 151 | 9 | 913 | 6 | 515 | 69 | .284 | .385 |
投手成績
通算:1年 | 登板 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 | WHIP |
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NPB | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | --- | --- | .000 | 4.0 | 0 | 2 | 4 | 4 | 9.00 | 2.00 |
監督成績
通算:3年 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝率 |
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NPB | 322 | 91 | 229 | 2 | .284 |
獲得タイトル・記録
関連リンク
- 千葉茂
- 野球殿堂博物館
- 千葉さんとカツカレー
- 銀座スイス
関連項目
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