千葉都市モノレール0形とは、千葉都市モノレールが保有する通勤形電車である。
愛称は「URBAN FLYER 0-type(アーバンフライヤー ゼロタイプ)」。
鉄道ファンを含めた一般客からは頭文字を取って「UFO」と呼ばれることがあるが、社内ではどうやら「アーバンフライヤー」が事実上の公式の略称となっているようである。(運転開始イベントや、公式サイトでは"アーバンフライヤー"で統一されている)
概要
千葉都市モノレールに久しぶりに導入された新型車両。
当初では2009年度にデビューする予定であったが、安全基準の変更などにより2012年に延期された。
先代の1000形をベースに(車体そのものもよく見ると、1000形の面影をだいぶ引き継いでいるような面が灯火具や側面窓などの幾つかの部分にある)バリアフリー化や新技術基準への適合を行った車両である。
乗務員室の床の一部には覗き窓が設置されており、千葉市内を空中散歩する感覚を味わうことができる。
千葉都市モノレールとしては初めて、LED式の車内案内装置やドアチャイムを採用している。尚、ドアチャイムの音色は東武鉄道で使用されているものに近い。
…とまあ、こんな文章で書いているうちは伝わらないだろうが、この車両の現物はとにかくカッコイイ。カッコ良すぎる。
千葉市に用事が出来た際には、千葉そごうから上空を快走するアーバンフライヤーを眺めるもよし。千葉市動物公園のハシビロコウさんやゴリ様と対峙しに行くために乗るもよし。現物を一度でいいから見てほしいです。
諸元
- 所属 千葉都市モノレール
- 形式 0形(愛称:アーバンフライヤー ゼロ-タイプ/UFO)
- 製造 三菱重工業
- 編成 2連(Mc1-Mc2)
- 電気方式 DC1500V
- 車体重量 21.5t
- 定員 83名(座席定員30名+立席53名)
- 車体寸法 H 2,580mm×W 3,085mm×D 14,800mm
- 台車:ゴムタイヤ空気バネ式2軸台車
- 台車中心間距離 9,500mm
- 固定軸間距離 1,650mm
- 駆動装置 差動歯車付き1段減速直角駆動方式
- ギア比 1:6.833
- 車輪
- 懸垂装置 台形リンク形(左右減衰用オイルダンパ付き)
- 連結器
- 電車性能
- 制御装置 三菱電機製2レベルIGBT-VVVFインバータ 回生・発電ブレーキ及び応荷重装置付き
※動作音はJR東日本E233系電車(通勤タイプ)に近い - 主電動機 自己通風形三相交流誘導電動機 一時間定格出力65kW 電圧110V
- ブレーキ装置 回生/発電ブレーキ併用電気指令式ブレーキ(保安ブレーキ及び駐車ブレーキ付き)
- 電動空気圧縮機
- 補助電源装置 IGBT-SIV(50kVA) 出力AC440V・AC100V・DC100V
- 蓄電池 焼結Ni-Cdアルカリ蓄電池 40Ah
- 戸締装置 複動式両開き(再開閉機能及び障害物検知装置付き)
- 車内灯 AC100V電源による40W蛍光灯(ドア部にはLED照明を採用)
- 冷房装置 天井集中式ユニットクーラー(23,000Kcal/h)除湿機能付き ノンフロン冷媒使用
- 暖房装置 腰掛け吊り下げ式パネルヒーター及び温風ファンヒーター
- 保安装置 ATC(受信側:並列二重系)
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関連項目
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