南大阪線単語

• 概要
• 車両
• 駅一覧
• 関連動画
• 関連リンク
• 関連項目
• 掲示板

南大阪線とは、近畿日本鉄道が保有する鉄道路線である。大阪府大阪市と奈良県橿原市を結ぶ。

概要

南大阪線は、大阪の天王寺（阿部野橋）と南河内エリアを結ぶ通勤通学路線として、また吉野線と直通運転し橿原・吉野を結ぶ観光アクセス鉄道としての役割を果たす。
近鉄内では少数派となる狭軌（1067mm、JR在来線と同一）が採用されているが、それは南大阪線の前身にあたる「河陽鉄道」や「大阪鉄道」が、旧省線の関西本線と貨物列車の直通運転を行っていた名残である。
線形は大阪線と比べるとコーナーが多く、制限速度50～80km/hクラスの急カーブが連続する。南河内エリアには古墳が多く、古墳を回避する目的と、開通当初は本線・支線の関係が現在と違っていたことの名残である（元々は柏原駅～道明寺駅～古市駅～河内長野駅間を本線格とする鉄道路線であり、大阪阿部野橋駅方面や橿原神宮前方面への線路は後付けで造られたものであった）。

他の近鉄路線と異なる特徴として、準急の運転本数と、古市で増解結する列車がやたらと多いところが挙げられる。前者は大阪阿部野橋駅～古市駅間に利用客が集中しており、かつ河内松原駅と藤井寺駅の乗降客数が突出していること、後者は基本編成が3両の編成が比較的多く、日中は増結用の2両と組んで5両編成で運転される列車が少なくないにもかかわらず、駒ヶ谷駅～磐城駅間の各駅のホーム有効長が4両分しかないため、日中でも古市駅で増解結が必要とされる場合があるためである（なおかつこの6駅はわざわざホームを延伸するほどの乗客がおらず、金も無いためホーム延長工事の話が浮上することが無いという現状にある）。また狭軌であることやカーブが多いことから、特急・一般列車とも最高速度が大阪線や名古屋線と比べて10km/h程度低めに設定されている（特急＝110km/h、一般列車＝100km/h。ただし特急「青の交響曲」は一般車改造特急のため、最高速度は100km/h）。

車両

※2013年3月現在

• 26000系(特急さくらライナー)[電算記号SL]
• 16600系(特急ACE)[電算記号YT]
• 16400系(特急ACE)[電算記号YS]
• 16200系（観光特急青の交響曲（シンフォニー）、6200系からの改造車両）[電算記号SY]
• 16000系・16010系(特急)[電算記号Y]
• 6820系(シリーズ21)[電算記号AY]
• 6620系[電算記号MT]
• 6400系・6407系・6413系・6419系・6422系・6432系[電算記号Mi]
• 6600系[電算記号FT]
• 6200系[電算記号U]
• 6020系[電算記号C]

駅一覧

• 観光：観光特急「青の交響曲」停車駅
• 特急：特急・快速急行（臨時運転のみ）・急行・区間急行・準急・各停停車駅
• 区間：区間急行・準急・各停停車駅
• 準急：準急・各停停車駅
• 色付けなし：各駅停車のみ停車駅

廃止駅

応神御陵前駅（おうじんごりょうまえ：藤井寺駅～土師ノ里駅間）

1924年6月1日開業、1945年6月1日休止、1974年7月20日廃止

誉田八幡駅（こんだはちまん：道明寺駅～古市駅間）

1911年8月15日開業、1945年6月1日休止、1974年7月20日廃止

屯鶴峰駅（どんづるぼう：上ノ太子駅～二上山駅間・臨時駅）

1937年頃開業、1952年-1962年頃休止、1974年7月20日廃止

橿原神宮駅（かしはらじんぐう：橿原神宮西口駅～橿原神宮前駅間）

1929年3月29日開業、1939年8月15日廃止

関連動画

関連リンク

• 路線図（近鉄HP）
• 近鉄資料館（近鉄HP）

関連項目

• 近畿日本鉄道
• 鉄道事業者・路線一覧

キーワード「南大阪線」でニコニコ動画を検索

タグ「南大阪線」でニコニコ動画を検索