南空ナオミとは、DEATH NOTEの登場人物である。
概要
レイ・ペンバーの婚約者。元FBI捜査官でレイとは同僚の間柄であった。現役時代は捜査官としては非常に優秀で、原作の前日譚である「ロサンゼルスBB連続殺人事件」ではLと協力したこともある。
レイがLの命により来日する際に両親にレイを紹介しようと彼に同行するが、キラ事件の捜査の最中でレイはキラに殺害される。レイの仇を討つことを考えたナオミは、レイが死の直前に遭遇したバスジャック事件やその前に発生したコンビニ強盗事件(どちらもキラが暗躍している)を独自に調べ上げ、キラの正体に迫ろうとする。
自身の調査で得た情報をLにもたらそうと日本のキラ対策本部を訪れるが、キラに対して警戒を強める警察局によって追い返されそうになり、そこで偶然夜神月に接触する。
彼女がバスジャック事件やレイ・ペンバーに関する重要な情報を握っていることを知った月はその情報を彼女ごと葬り去ろうとする。
キラに対する警戒を強めていたナオミは当初、「間木照子」という偽名を使い1度はデスノートによる死を回避するも、その後月の口車に乗せられて身分証を渡してしまい、本名を知られる。その後月がノートの切れ端に「48時間以内に遺体の発見がかなり難しい場所で自殺する」と記したことによりその場から立ち去って失踪した。この後の彼女は行方不明扱いとなっており、死の詳細については描かれていない。
実写映画版では瀬戸朝香が演じている。
レイの死の前に違和感を覚えた彼女はレイを尾行し、その結果彼の死に居合わせることとなってしまう。この際に月に顔を目撃される。
バスジャック事件について独自に調べ上げ、Lよりも早く「夜神月=キラ」であることを確信する。しかし、月に顔を見られたことが彼女の誤算となり、レイの死に直面した際の所持品を頼りに月はナオミの名前を割り出す。
デスノートによって操られた彼女は月の幼馴染みである秋野詩織を人質に月を呼び出す。しかし月と対面した際に謝って詩織を射殺してしまい(これもデスノートによって指示された行動)、その後精神錯乱を起こしてこめかみに銃口を突き付け自殺する。
ドラマ版ではレイの婚約者が「キャシー・キャンベル」に変更されたため登場しない。
生存説
知的な大人の女性ということもあってか、出番の少なさの割には人気が高い人物の一人であり、また原作では明確に死亡が描かれていないため、一時期生存説が囁かれたことがあった。
中でも根強かったのが「ナオミはレイの子供を身ごもっていたため死亡はしていない」という説である。
デスノートのルールには
というものがあり、これらを複合させれば「妊娠した女性にデスノートは無効」ということになる。これが生存説論者の考えである。
しかし当然ながら原作に南空ナオミが妊娠していたという事実は存在しない(していないと断言することもできないが)。あくまでこれは「ナオミに死んで欲しくない」という彼女のファンの願望の域を出ていないと言わざるを得ないのが実状である。
後に原作13巻『HOW TO DEAD』にて彼女の死亡が公式設定となり、現在ではこの説は完全否定されている。
関連動画
関連項目
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