博多藤四郎とは、粟田口派の刀工・藤四郎吉光によって作られた日本刀である。
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概要
長八寸一分半の短刀で、黒田忠之が小倉表の海上で小笠原忠真に贈ったことから博多藤四郎の号が付いたとされている。そして、この刀自体も黒田領であった博多から出てきた道具でもあるので、博多藤四郎と呼ばれている。
忠真は存命中、この刀を陣刀拵えしている。高価な刀を陣刀拵えすることは非常に珍しいが、これは忠真の父と兄が大坂夏の陣で討ち死にしており、武士は最期が大切であるという考えから、同じく高価な刀である郷義弘作の刀と共に陣刀拵えしていた。
忠真死後も小笠原家に伝来されていたが、1931年12月14日に重要文化財指定を受ける。そして、長い間個人蔵とされてきたが、現在は刀剣博物館にて所蔵されている。
関連項目
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