卵焼きとは、卵を使った料理である。厚焼き卵とも呼ばれる。
派生料理として、事前に溶き卵にだしを混ぜるだし巻き卵、白身魚や海老のすり身などを混ぜた伊達巻などがある。
概要
日本人が卵を食べるようになった江戸時代に生まれた歴史ある日本料理であり、お弁当の具材として目にする機会が多い。
生まれた当時は卵自体が高級な食材であることから口に入ることは少なかったが、量産が可能になり手の届きやすい食材となってからは知名度・人気が向上。
昭和中期には『巨人・大鵬・卵焼き』という言葉が流行するほど子どもの支持を集め、現代までおかず・お弁当の定番としての地位を守り続けている。
寿司種としての人気も高く大概の寿司屋で安価で頼むことが出来、また寿司とは別に卵焼きのみでの注文も可能なことが多い。この寿司種を綺麗に仕上げることが出来なければ一端の職人は名乗れないとされている。
ちなみに、オムレツとの違いは『層を作るような焼き方をすること』『具材を包んで焼いたりしないこと(溶き卵に混ぜるのはあり)』など。
また、兵庫県明石市の郷土料理である玉子焼きは明石焼きとも呼ばれるたこ焼きの亜種のような料理であり、卵焼きとは全く違う料理であることについても触れておく。
基本的な作り方
- 卵を必要な数だけボールなどの丸い器に割る。
- それを泡立て器や箸などで溶き、溶き卵を作る。好みで砂糖などの調味料を加える。
- 卵を溶いたら、熱したフライパン全体に広がるように少量を流し込む。四角く作りたい場合は専用のフライパンの使用を推奨。
- 焼けてきたら少しずつ巻き取り、空いた部分にまた卵を流し込む。この時先程巻き取った卵を少し浮かせて下にも流すようにする。
- これを溶いた卵が無くなるまで繰り返し、その後形を整えて出来上がり。綺麗に仕上げたい場合は巻き簾を使うのもいい。
これが基本的な作り方だが、溶き卵に事前に味をつけたり具材を入れたり、応用の幅は非常に広い。
溶き方に関してもよく溶いた方がいいという人もいれば、あまり溶かない方がふんわり仕上がるという人もいて、火の通し方についても千差万別。
非常にポピュラーかつ人気のある料理なので、これを読んでいるあなたも是非卵焼き作りに挑戦して欲しい。
とても奥の深い料理だということが実感出来ることだろう。
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