厄介とは、
- 手間がかかって迷惑なこと。面倒なこと。
- 面倒を見ること。また、世話になること。(例:厄介になります)
- 1.に転じて、声優などのライブ現場において、公演鑑賞に関するマナーやレギュレーションを守らず他の観客に迷惑をかけたりする人や集団などの比喩表現
本項目では3.について説明する。
概要
主にアイドル系や声優・アニメのイベントに出没し、最近の例では主にアイドル臭がする声優系のイベント、そして合同型のアニソンフェス(アニサマなど)で多く見かける事がある。
本来の意味は、AKBやハロプロなどといった地下アイドル現場の独特の風習をそれ以外の全く関係の無い所で持ち込んだりする人や集団の事を指したが、昨今では前述での意味の方が強くなってきている。
こういったライブの現場では、つまらないイベントでも楽しめるように様々なファンが自主的に色んなアクションやコールを考案し、後にそれが「オタ芸」や「コール」として体系化されてくる。
更に地下アイドルの現場ではそういったことから、演者が未熟なのである意味「客が主役」という側面がある。
厄介はその「客が主役」というのを都合の良いように拡大解釈して、声優ライブといった商業ベースで完成度の高いライブに出没しては雰囲気を壊す非常に迷惑な存在である。
特にどうってことないような感じに思えるかもしれないが、常識的に考えれば公序良俗に反するものから犯罪や訴訟問題、さらには演者までもが実害を被る事例も多数存在する。
主な迷惑行為の一覧
ここでは実際にライブ運営側の公式発表で迷惑行為と断定されているものを中心に記述する。
- 咲きクラップ(咲クラ)
- 一般的には「咲クラ」と表現、使用される。
曲が静かになっている部分でサイリウムを使って本来「捧げ(ケチャ)」をする所をあえてせず、リズムに合わせた大きなクラップをする行為。厄介に思われる理由としては「静かに聞くべき部分の妨げである」「開いた腕がライブ鑑賞の邪魔になる」等があり、以上のことから禁止になっている現場も増えている。由来・詳細は「咲きクラップ」の項目を参照。リズムに合わさずただ単にひたすら高速にクラップするだけの「高速クラップ」と呼ばれる派生系も存在する。 - 声優・歌手である水樹奈々のライブでは、「他のお客様の観覧を妨げる手拍子(特に曲が静かになっている箇所で大きな音を鳴らす行為)」として2015年からは全面禁止がアナウンスされた。
過去に問題となった事件など
- 自作したペンライトを会場に持ち込んで使用し、他の観客に火傷を負わせる。[1]
- ファンクラブ会員限定のイベントで、座席の取り合いになり演者から直々に注意を受ける。[2]
- 客席において光物の「サイリウム」を振らず、「鯖」を振り回す。[3]
- 会場で出演者に関する侮辱的な悪口を書いたTシャツを燃やすなどといったパフォーマンスを行う。[4]
- 観覧中にキムチやハチミツを頭の上から被るなどのパフォーマンスを行う。[5]
- ライブが行われている会場の壁を破壊する。[6]
- 演者が客と接近しているとき、胸を触るなどといったセクハラ行為をする。[7]
- 会場の客席周辺を思いっきり爆走する。[8]
- 客席にゴキブリをばらまく(後に威力業務妨害容疑で逮捕)。[9]
など。
関連動画
関連項目
脚注
- *自作LEDペンライトで火傷させられました。 - Togetterまとめ
- *アニソン・ゲーソンまとめブログ : fripSideの八木沼さんが先日のライブの客席でのトラブルについてツイッターで発言
- *厄介イベンターがアニソンイベントで生魚の「鯖」を振り回した事案が刑事事件に発展!威力業務妨害で刑事告訴される見込み! | ゆさアニ
- *小倉唯ちゃんのライブで『推し膜Tシャツ』を着て参加し、さらにそのTシャツを燃やしたバカが出禁処分に。 | ゆさアニ
- *【アニサマ2015】壁破壊、酒瓶を割る、キムチを食べる、はちみつを被る、声優の胸を触る等の迷惑行為が多発!?「出禁にしろ」と大批判 - CUPO
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