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厚木駅とは、神奈川県海老名市にあるJR東日本・小田急・相鉄の鉄道駅である。
概要
厚木駅を名乗りながら海老名市にあるので、本来の厚木市の中心駅である本厚木駅に対して『偽厚木』や『嘘厚木』等と揶揄されている。
最初に当駅に路線を延ばした現在の相鉄が、駅の無かった現在の厚木市の最寄り駅という事で厚木と名付けたのが駅名の由来。その後、小田急が本厚木まで路線を延ばしたが、駅名は改称されず現在に至っている。
ちなみに小田急の方は、当初ここの地名である河原口駅としていたのだが、駅を当時の国鉄と共同使用する際に何故か厚木駅に改称してる。なお今でもこの駅の管轄は小田急である。
上の文章を読んでも複雑怪奇過ぎて容易に理解が出来ないと思うので、簡単に解説する。まず神中鉄道という現在の相鉄本線を開業した会社がここに駅を造り、相模鉄道が茅ヶ崎駅から乗り入れてきた（後に橋本駅まで延伸）。両社は1943年に相模鉄道を存続会社として合併するが、翌年茅ヶ崎～橋本間は戦時国有化されて相模線となった。ただし相模国分信号所～厚木間は国有化されず、今でも相鉄の貨物線として存続している（相鉄厚木線）。
ちなみに、厚木駅周辺は住宅街のため、遊んだり買い物する巨大施設は当駅周辺には存在しない。駅周辺で買い物といったらコンビニぐらいしか無い。一方隣の本厚木駅は人通りも多く、駅前も通勤客はもちろん買い物客等でもにぎわっているためなおのこと「偽」・「嘘」厚木ぶりが強調されている。
中間改札について
現在は中間改札が存在するが、かつては小田急とJR東日本間の乗り換えには簡易改札しか無かった。そのため、特にICカードで乗車した場合ここにタッチしないと「厚木駅を経由しないルートで乗車した」と 見なされてしまい、本来の運賃より多額の運賃を下車駅で取られてしまうトラブルが発生していた。
こういうような「初見殺し」なローカルルールがあったが、2014年に中間改札ができたため、このようなトラブルも改善されることになるだろう。
JR東日本
| 厚木 | ||||
| あつぎ | ||||
| 社家 | 海老名 | |||
| Shake | Atsugi | |||
相模線の駅である。1987年に相模線海老名駅が開業するまでは当駅始終着の列車も存在していた。
小田急電鉄
| Atsugi | |
| 本厚木 Hon-Atsugi |
海老名 Ebina |
小田原線の駅である。準急までの種別が停車するが、実質的な優等列車の急行以上の種別は停車しない。
相模鉄道
相鉄本線海老名駅の手前にある分岐点から伸びている相鉄厚木線の駅であるが、貨物のみで旅客は取り扱っていない。1941年に海老名駅に乗り入れるまでは当駅が終着駅であった。
貨物列車の運転は終了して久しく、今は専ら休車車両などの留置に使われている。
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関連項目
外部リンク
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