原 始 編
『 接 触 』
原始編とは、スクウェアのゲーム『ライブ・ア・ライブ』に登場するシナリオの一つである。
ストーリー
言葉が存在しないはるか昔の石器時代、人々は自ら狩りをして、いくつかの集落を築き生きていた。
少年『ポゴ』が住まう集落に、別集落で生贄として捧げられそうになった異部族の少女『べる』が逃げ込んできたことから物語が始まる。
概要
時代が時代なため、言葉という概念が存在しないので「会話」が全くなく、登場するキャラクター全てにセリフが用意されていない点はSF編とは対照的である。
「においを嗅ぐ」という独自のアクションが用意されており、Yボタンを押すことで周囲の状況を把握することができる。
前述のとおり会話が存在しないため、このシナリオではボディランゲージやにおいを嗅ぐことでストーリーを進行させる。
また、2つの素材を組み合わせて新たなアイテムを作り出す、アイテム合成のシステムがある。
登場人物
- ポゴ(CV:緒方恵美)
- 集落に住む少年。ゴリラのような類人猿『ゴリ』が相棒。狩りを許される年齢となった日の夜に、少女べると出会い一目惚れをする。
原始時代の人間なだけあって、覚える技はとにかく野性的。オナラから噛みつき、火おこしまでなんでもござれ。睡眠攻撃や拘束攻撃など芸も達者。また、野生児らしくHPと力がかなり伸びる。
知力も割と伸びるのだが伸び方の振れ幅が大きいという特徴がある。 - ゴリ(CV:安元洋貴)
- いつもポゴと一緒にいるゴリラのような相棒。同族からはかなりモテるらしい。
ポゴと同様野生溢れる技を覚えるが、そのどれもが下品。レベルアップで覚える『ウキッ』にいたってはなんと自分のウンコを投げつけて毒床を発生させる。
確かにヒト科の動物はよく排泄物を投げて威嚇するというが...。
シナリオ開始初期から仲間になるが、レベルアップで覚える技はサブキャラゆえに少なめ。 - べる(CV:高森奈津美)
- ポゴたちとは別の部族・クー族の娘。生贄にされそうなところを逃げ出し、ポゴたちの集落に迷い込んだ女の子。ポゴに一目惚れされる。
レベルアップを含めて覚える技は4つで、そのうち2つは物理攻撃だがいかんせん力が極めて貧弱なためろくにダメージを与えられない。普通に使うなら『ふれふれー』による後方支援専門。 - ただし、アイテム合成で作れるとんでもない性能の専用装備が2つあり、それらを持たせると攻守ともに高水準なキャラと化す。殴りで当たり前のようにポゴ以上の火力を出してしまう姿は必見。
その上、最後に覚える『るーるー』は異常な威力の攻撃技となっている。全編通して最強キャラなのでは?という声も少なくない。 - ざぎ(CV:堀川りょう)
- べるを連れ戻すべく現れたクー族の男性。所謂気障なイケメンで、髪をかきあげるポーズをする。
股間をトカゲで隠してほかは全裸という変態スタイル。
攻撃の際は股間のトカゲを発射するのでその度にモザイクがかかる。
リメイク版ではモザイクではなくスマイルマークで隠している、逆に言えばその程度の変更で済んでいる。 - 長老(CV:多田野曜平)
- ポゴたちの集落の長。かなりキビし~いらしい。
隠し要素・小ネタ
幕末編同様、やり込みとも言える隠し要素が複数存在するが、どれもヒントが一切なく、前情報なしに達成することは困難を極める。
人面岩
荒野の北東部にポツンと立っている人の顔の形をした岩で、調べても一見何の反応もないただのオブジェクト。
スタッフのちょっとした遊び心かとも思えるこの人面岩だが、実はちょうど100回調べる(人面岩に向かってAボタンを100回押す)と、荒野西側に洞窟が出現する。中に入り『あるアイテム』を捧げると、作中最強アクセサリーの一つ『モノな石』を入手することができる。
装備した際の性能は、なんと驚異の知力+50。幕末編の『いんろう』を抑えて全アクセサリー中トップの性能を誇る(いんろうは知+30)。戦闘で使用した場合は『天使のリサーチ』が発動。敵のHPを表示し、たまに能力を下降させる。リメイクでは特攻+50となったため防御力目当てでは使用できなくなった。
是非とも最終編に持ち越したいアイテムだが、人面岩は誤って101回以上調べてしまうと洞窟が消えてしまいやり直しに。うまく開けたとしても、中で『あるアイテム』を捧げなければモノな石がもらえず、洞窟も一度出てしまうと二度と入れなくなるため注意が必要。
また、荒野に来た直後は100回調べてもモノな石がある洞窟は出現しないのでこちらも注意。ストーリーをある程度進める必要がある。
キングマンモー
ご存じ原始編最強の敵。詳細は『キングマンモー』を参照。
やはりストーリー中で明言されない隠しボスであり、こちらもある程度経ってから荒野に出現するようになる。
倒した場合、確定で『王者のキバ』、確率で『コーラのビン』を落とす。どちらもアクセサリーで、王者のキバは装備すると力が+20され、石化・酔い・眠り・麻痺・毒の状態異常を無効にする。もちろん作中最高の力補正アクセである。原始編隠しアイテムの中で唯一戦闘中に使用することができない。
コーラのビンは装備すると速+30される。これだけでも十二分に強いのだが、このアイテムの真価は戦闘で使うことで発揮される。強すぎて使用を自重しないとゲームがぶっ壊れるレベル。
全編含め、達成が最も困難な部類に入るが、最終編に持ち越すべく是非とも入手しておきたいアイテムである。
原人探し
隠し要素というよりはミニゲームの一種であり、序盤のポゴがいる集落の部屋の一つに、話しかけると原人がどんどん増殖する部屋が存在する。
最大20人まで増え、最後に部屋に入ってきた20人目に話しかけると『かわひも』、『石器ナイフ』を除いた素材各種をもらうことができる。かわひもと石器ナイフはもらった素材で合成可能なので、実質すべての素材をもらうことができる。室内を高速で縦横無尽に駆け回る原人の中から20人目を当てるのは非常に難しいが、ブンブンナイフや野生アーマーといった原始編での強力装備を序盤から作れることになるので、なるべくやっておきたいところ。
リメイク版では違うミニゲームになっており、2つの藪の中に入っていく原人の数を数えて比べ「多いほう」「少ないほう」「ゴリがいるほう」のうち事前に指定されたほうを当てる、というものになった。
何回でも挑戦でき尚且つ2択であるため、簡単に素材を入手できる。ZR長押しによるイベントスキップも効くし、連射機でA連打して放置するのも可能である。
関連動画
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関連項目
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