双葉ほたる単語

• 概要
• 天翔乱姫
• イトカツ
• 性能
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双葉ほたるとは、SNK（旧SNK）の格闘ゲーム『餓狼 MARK OF THE WOLVES』の登場キャラクターである。

概要

友達であるテンの「イトカツ」と共に旅を続ける少女。拳法着に似た衣装に身を包んでいる。

6年前に道場に母の亡骸を残して父と兄が失踪する凶事に見舞われ、以来行方不明となった二人の消息を追っている。兄に似た男が格闘大会「キング・オブ・ファイターズ」に出場していたとの噂を聞き、兄と再会するために大会に出場する運びとなる。

性格は心優しく常に明るく振舞っているが、家族を失った事件が影を落としている。それでも大会主催者であるカイン・R・ハインラインの「戦いの中にしか生きられない者がいる」という言葉に対して「どんなに強がっても人は優しさを求めるもの」と言い返すなど気丈な一面もある。これはかつて兄から教わった言葉だが、エンディングでは意地を張って真逆の態度を取っているような兄らしき男の頬をひっぱたいている。

同作に登場する牙刀は母を死に追いやった父の行方を追っており、中国拳法を使うが中国籍では無いと言われていることからほたるの兄と思われるが、本人は否定している。牙刀のエンディングでは父親らしき人物がカインと共にいることが確認されているが、旧SNKの倒産で続編がお蔵入りになったためストーリーがそこで途絶している。

本編以外では『ネオジオバトルコロシアム（NBC）』に参戦しており、家庭用『THE KING OF FIGHTERS XI』にも隠しキャラクターとして登場している。この家庭用『KOFXI』の登場はパラレルではなく正式な参戦のようで、続編以降もエンディングでKOFの歴代女性キャラクターと一緒に姿を見せている。

発売当時の萌えブームを参考に、最初から「萌えキャラ」をコンセプトに制作されたキャラクター。当時の『餓狼伝説』開発チームには「萌え」に詳しい人が誰もおらず、試行錯誤をしながら完成させたという。

天翔乱姫

正統派美少女のデザインに手を背中に回す後ろ歩きなど随所に可愛いモーションを取り入れつつ、武術家からも外れすぎないバランスの良い萌えキャラ…のはずだったが、何より有名なのは超必殺技の「天翔乱姫」である。

サマーソルトキックから相手に馬乗りになって気を送り込む技で、相手の腰の上で大きく仰け反ってからくたりと脱力するフィニッシュのモーションが卑猥な連想をさせる。この技を除けば全くセクシー寄りのキャラではないだけに却って破壊力が増している感もある。

性能面でも魅せ技どころか切り札になるため、あらゆる意味でほたるを象徴する技となっている。

イトカツ

ほたるの友達のテン。9歳のオス。元々はほたるの兄が飼っていたもので他の人には懐いていなかったが、家族を喪い悲しむほたるを見て彼女に寄り添うようになった。『餓狼MOW』のストーリーでは、イトカツが牙刀に懐いたことでほたるは彼が兄であると確信する。

ちなみに名前の由来はほたるを担当したグラフィッカーのペンネームである（本人の命名ではなく企画マンの仕業）。現在はSNKを退職し、同じペンネームで漫画家として活動している。

性能

飛び道具の「発気掌」、対空技の「転身翔」、隙の少ない多段技の「双掌進」、浮かせ技兼跳ね返し技の「虎尾脚」、コマンド投げの「斜上腿」、空中からの突進技「連撃蹴」とオーソドックスかつ技の数が揃っているバランス型。小柄な体格の通り地上通常技のリーチは短い。

餓狼MOW

虎尾脚ブレーキングからの追撃による連続技の火力は高いが、防御力も低めなので他キャラの火力に押されやすい。出来ることは多いが個々の性能に特化するなら他に優秀なキャラがいるため、性能を引き出す腕が求められる。

天翔乱姫は出掛かりに無敵時間があり、暗転後にガードが間に合わない性質があるため、もう一つの超必殺技の「双掌転蓮華」より使う機会が多い。

NBC / KOFXI

2種類の構えが実装され、派生技を駆使して戦うテクニカルなキャラクターになった。成立時に構えに派生可能になり投げから大ダメージが奪える斜上腿、対空だけではなく連撃蹴でキャンセルして固めにも使える旋回燕（サマーソルトキック）により接近戦が強化されており、総合力はトップクラス。

天翔乱姫と双掌転蓮華のどちらが最大の大技になるかはタイトルによって異なり、『NBC』では双掌転蓮華が上位、『KOFXI』では天翔乱姫が上位となっている。

関連動画

関連静画

関連項目

• エス・エヌ・ケイ（旧SNK） / SNK
• 餓狼伝説
  • 餓狼 MARK OF THE WOLVES
• 天翔乱姫
• 格闘ゲームのキャラクター一覧
• 妹の一覧