双龍・ロディウスとは、韓国の自動車メーカーである双龍自動車が2004年から2013年まで生産/販売していたミニバン型の乗用車である。
概要
イスタナがキャブオーバー型のバンだったのに対してこのモデルではリアドアにヒンジドアを採用した。
発売当時は韓国唯一の11人乗りミニバンであり、バスレーンを走行できることから販売が好調だったようだが、すぐにライバルモデルとなるグランドカーニバルが登場したことや個性的すぎるデザインからか販売は苦戦を強いられることになった。
2013年には大規模なフェイスリフトを実施、車名を「コランドツーリスモ」に変更している。
歴史
ロディウス(2004年~2007年)
2004年5月11日発売。
チェアマンのプラットフォームをベースに開発されており、デザインは英国の大学教授であり、当時双龍自動車と関係の深かったケン・グリーンリーによる原案を大幅に変更(改悪)したデザインとなっている。
エンジンはニューレクストンからの流用となるXDi270(2700cc ディーゼル)を設定、トランスミッションはベンツ製の5速オートマチック、5速マニュアルを設定した。
定員は9人乗りと、当時の韓国では唯一であった11人乗りを設定。
11人乗りは小型バスとして認められるため、バス専用レーンの走行が可能であった。
2004年9月には新グレードの「EZ SPECIAL」を追加。
2005年9月には2006年モデルを発売、新グレード「PLATINUM」を追加した。
このモデルには韓国製ミニバン初とな電子制御エアサスペンション、電子式パーキングブレーキ、タイヤ空気圧監視システム等の当時の先進装備が装着された。
2007年にはフェイスリフトを実施、車名を「ニューロディウス」に変更した。
ニューロディウス(2007年~2011年)
グリル、リアコンビランプ等の外装デザインを変更、ボディカラーをモノトーンのみに変更し、SUV調ミニバンからただのミニバンのようなデザインとなる。
2011年にはユーロV基準(排ガス規制)を満たせなくなったため一時生産を中止。
ロディウスユーロ(2012年~2013年)
エンジンを2000cc XDiに変更、外装デザインはニューロディウスから変更はない。
2013年にはフェイスリフトを実施、車名を「コランドツーリスモ」に変更した。
関連項目
- 双龍自動車
- 双龍・イスタナ
- 双龍自動車の車種一覧
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