反中とは、中国(通常は中華人民共和国に対して)に対して政治的、感情的に反感を持つことである。嫌韓反韓などの中国verである。
概要
日本は文化的にみれば、中国の影響は強く、交流は弥生時代からあるわけだが、近年は必ずしも友好関係にあるとはいえない。戦後、中華人民共和国が成立したときから、共産主義国家となった中国に反感を持つ人はいた。その後、特に中国の異常な軍事の強化、天安門事件における人権運動の弾圧、過激な反日暴動や領土問題、中国産食品による事件など、他にもいろいろ要因はあるが、現在反中は広まりつつある。もちろん反日意識はなく、日本の文化がすきという中国人もいるので、嫌韓厨のようになるべきではないが。
ちなみに、「そうゆう人ってネトウヨでしょ?」と思われるかもしれないが、左派の中にも、中国における人権弾圧や労働運動の弾圧、貧困問題を無視しての軍備強化などから、中国に批判的なものもいる。
嫌韓同様、日本だけでなく最近は領土問題から東南アジアなどでも反中は広まっているらしい。
どの範囲まで嫌うのかは人による。嫌韓とは異なり、歴史や文化まで嫌うという人は多くはない。と、いうのも日本もまた中国の歴史や文化の影響を受けてきたことは否めないからである。もちろん、中国文化や歴史、中国のゲームドラマアニメ等の中華コンテンツを嫌っている人もいる。
また、台湾(中華民国)は除かれる場合が多い。台湾が親日国であり、正式な国交はなくとも民間交流などは親密であり、何かと助け合っているからである。その一方、領土問題においては尖閣諸島の領有権を主張しているのは台湾も同様であり、この点に引っかかって台湾に対して反中感情を持つ人もいる。
香港はその歴史的な複雑な背景を理由として、反中の対象とされることがある。1997年にイギリスから中華人民共和国に返還された香港では、一国二制度という本土とは異なる香港独自の政治体制を維持してきた。だが、2010年代以降、中国本土同様の強権的な政治体制に移行が進んでおり、その中国の態度に対して反中を覚える人は多い。一方、2014年に起こった「雨傘運動」、2019年から2020年にかけて起こった「香港民主化デモ」では多くの香港市民や学生が民主化を求めて大規模なデモに参加し、これに賛同する日本人も多かった。ただし、一部ではこの学生運動を日本のかつての学生運動に重ねて嫌悪感を感じ、反中の理由となることもあるようだ。
東南アジアやオーストラリアなどの海外華僑、中国系アメリカ人なども含まれる場合がある。また、前述のように東南アジアでは華僑華人への富の集中や対中関係の悪化などから反中化し、華僑華人を排斥するべきだという日本でいう在特会的な団体も現れている。
関連動画
関西圏に住んでいる人以外は見たことがないかもしれないが、「たかじんのそこまで言って委員会」を貼っておく。
関連項目
- 1
- 0pt
- ページ番号: 4996267
- リビジョン番号: 3253310
- 編集内容についての説明/コメント: