口語とは、
ここでは1と少しだけ2について記述しようかな。
1の概要
普通に私たちが、会話するときのような言葉遣いや文章のこと。また、そのような言葉遣いで書かれた文を口語文とか口語調なんて言ったりするんだよね。反対に、書き言葉は文語ともいったりするね。
日本語はもちろんだけど、英語とかいろんな言語でも口語調と文語調で使い分けたりするよ。フランクに話す、って例えもあるよね。
日本では明治時代に言文一致運動、つまり話し言葉と書き言葉をなるべく統一しようという動きがあったから、そんなに乖離は大きくないんだけど、やっぱり書き言葉の方がかたくかしこまった言葉遣いだったりして全く同じとゆうわけではないんだ。それに、言葉の変化も書き言葉と話し言葉では話し言葉の方が変化が早く、俗語やくだけた表現、文法的には正しくなかったり省略の多いような語法や表記も口語では結構使われたりするんだ。
だから、オフィシャルな論文を書くときや公文書だとか、学校の試験ではそういった表現を使うことはNGだけど、少女漫画やケータイ小説、ライトノベルなんかだと表現技法として敢えて口語体だったり、発音はそうだけど文法的には正しくない表記を使ってみるなんてこともある。(その登場人物がリアルな存在で私たちと同じように感じたり考えたりしているかのように感じさせるためとか、親しみやすい印象を与えるためとか、本当にしゃべっているようで臨場感を与えるためだとかのためにね。)ちゃおやりぼんの漫画で登場人物のセリフが「そーゆー」とか「そうゆう」(本来なら「そういう」)なんて書かれているのを見たことがちゃおっ娘やりぼんっ子のみんななら見たことがあるよね。
外国の映画を日本語に翻訳するときなんかは、口語や砕けた表現の知識がけっこう重要で、そーゆー知識がないと珍妙な訳になったりニュアンスが変わってしまったりするから実は地味に重要だったりする。
ニコニコなんかだとどちらかというと古典を口語訳してみた、つまり漢文や古文で書かれたやつを現代文に訳してみた、という動画が、つまり2的な意味の動画が多く見れる。
2の概要
古文、文語体ではない現代文のこと。少しかしこまった書き言葉であっても、現代文であれば口語体の文章である。つまり、漢文書き下し調、候文などでなく現代日本語で書かれた文体のこと。文語の方が格調高く美しいという意見もある一方、とっつきやすい、親しみやすい、という利点がある。
比較
汝等のうち、誰かその子パンを求めんに石を與へ、魚を求めんに蛇を與へんや。(文語)
あなたがたのうちで、自分の子がパンを求めるのに、石を与える者があろうか。魚を求めるのに、へびを与える者があろうか。(口語)
関連動画
関連項目
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