古坂大魔王とは、日本の男性DJ及びタレント、アーティストである。
概要
1973年7月17日生まれ。青森県出身。本名及び旧名は古坂和仁(こさか かずひと)。
特技は野球、格闘技、ツッコミにくいボケ。趣味はネットサーフィン、YouTubeの動画を集めること。
元はお笑いユニット「底ぬけAIR-LINE」として、1991年に結成してからは小島忍・村島亮と共に3人で活動していたが、1997年より村島が脱退したためトリオからコンビとなる。
その後、コンビとして「金曜ワラッター! Mote2大放送(青森放送)」や「ボキャブラ天国」「爆笑オンエアバトル」などのお笑い・バラエティ番組で精力的に活動していく。特に「ボキャブラ天国」では出演芸人の筆頭として活動し、数多くの同業者や視聴者に顔と名前を知られていた。ちなみにボキャブラ天国出演時の通称は「きりもみ空中2回転」。
また「爆笑オンエアバトル」で第1回チャンピオン大会に参加した際は、全10組中9位(165キロバトル)という残念な結果に終わったものの、そこで特別審査員として来場していた立川談志の目に留まり審査員特別賞を与えられるという名誉を賜り、さらにその後立川からコンビで食事に誘われたという。
やがて「底ぬけAIR-LINE」の活動と並行して、相方の小島と共に2人でお笑いと音楽を両立したテクノユニット「NO BOTTOMS!(現:NBR)」を結成すると音楽活動にも打ち込むようになる。その後2003年に「音楽活動に専念したい」という方針から同ユニットは活動を休止し、2005年には所属事務所(ホリプロコム)を退所。
やがてノーボトムにてメンバーの加入・脱退が何度かあった後、やがて小島が脱退。そして2008年より、名義を現在のものに改名すると、ピン芸人としてお笑いの活動を再開しながらライブを開催したり、同時にアーティスト(ミュージシャン)やDJなど多方面で活躍するようになる。
また、2011年頃からは「ピコ太郎」というキャラネタも持ちネタとしている。パンチパーマ、チョビヒゲ、ヒョウ柄の服、サングラスという扮装で、テクノサウンドを盛り込んだ音楽ネタを披露する。「古坂大魔王一押しアーティスト、千葉県出身シンガーソングライターのピコ太郎」として、古坂大魔王とは別人といった体で紹介されることもある。2016年にはこの「ピコ太郎」がYouTubeに投稿した動画「PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen Official)(PPAP)ペンパイナッポーアッポーペン/PIKOTARO(ピコ太郎)」が世界的に流行したことで話題を集めた。詳細は「PPAP」の記事を参照。
『古坂大魔王』という中二病っぽい一風変わった芸名に関して、古坂は当初「音楽もお笑いも一生懸命取り組んでいたが、どちらの名義も古坂和仁では住み分けができない」という事でノーボトム側における名義を改めようという話になった際、当時ビジュアル系ロックバンド「サイコ・ル・シェイム(Psycho le Cému )」がコスプレをやっていた事に影響され『オレも負けられるか!』と考えた結果『うちはロールプレイングゲームになろう』という結論になり、 テレビを見ていたらピッコロ大魔王が映っていたことで『オレはゾーマだ!大魔王だ!』と思い立ち、現在の名前が命名されるに至る。ちなみに最初はそのまま『ピッコロ大魔王』と名乗る予定だったらしいが、名前の使用についてを申請したら即刻拒否されてしまった、とのこと。
その後「底ぬけAIR-LINE」が解散した事で、ノーボトム側の名義たる「古坂大魔王」が残ったため、結果的に改名を果たすこととなり元々古坂は改名自体を考えてはいなかったという。
その他
- 旧ユニット名は「底ぬけAIR-LINE」であり、「底抜けAIR-LINE」ではない。
(細かい違いではあるが、『ぬ』の部分が平仮名表記である)
音楽ユニット「NO BOTTOM!」の名前も上記のユニット名が由来。(NO BOTTOM=「底が無い」の意) - ブログヘッダーなどで使われている、ヒーロー風の赤いコスチュームは「エアレンジャー」コスチューム。元々は20年ほど前に放送されていたテレビ東京系列の番組「64マリオスタジアム」で相方の小島と共に担当していたコーナーの衣装である。
- またNO BOTTOM!時代に発表した「俺ら東京さいぐだ(I'LL GO TO TOKYO!)」と「TIN-DON-DANCE」の2曲が音楽ゲーム「pop’n music」に収録されている。両曲とも家庭用pop'n music12 いろは が初出で、前者は権利の問題もあってかAC移植はされていないものの、後者は初出から約4年後のpop'n music18 せんごく列伝にてACに移植されており、現在でもプレイ可能。
- ボキャブラ天国時代からの共演者でもある爆笑問題(太田光、田中裕二)やくりぃむしちゅーの上田晋也などとは親交が深く、特に上田とはラジオ番組で一緒にパーソナリティを務めているほど。上記以外のボキャブラ世代の芸人からも同様に、親交があったり古坂のことを「天才的に面白い」と絶賛されている。
- 先述の上田晋也は、CS番組「上田ちゃんネル」を、古坂の面白さを引き出し皆に知らしめるために上田自身がスポンサーとなりテレ朝チャンネルから番組尺を確保したことで、2006年から開始。
そのため、古坂は当番組には第一回から出演しており、演出としての役目も担っている。
現在では放送開始から10年が経ち「テレ朝チャンネル最長寿番組」とネタにしている。
ピコ太郎が出演した番組としても「上田ちゃんネル」が(※本来の放送内容を後回しにして)最速。 - ネットで古坂を検索すると「古坂大魔王 つまらない」などという予測が出てくることがある。
こちらについては、学園祭など営業先で観客や学生に「つまらない」と言われると、ムキになって激怒したり相手に詰め寄ったりするなど「一般人に侮辱される事を許さない性格」について苦言を呈された事があるエピソードにちなんでいると推測される。爆笑問題曰く、「ああいう事をしなければ(古坂は)売れるんだけどね」。 - 眼鏡をかけているが、当初は近眼用の眼鏡をかけていた。2010年に視力矯正手術を行い視力が回復して以降は、伊達眼鏡をかけている。
- 身長186cmという長身・大柄な体格だが、実は3人兄弟の中で一番身長が低いらしい。
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