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古谷経衡（ふるや つねひら、1982年11月10日 - ）とは、評論家、作家。
概要
1982年生まれ。（自称）日本一硬派なアニメオタクのブログ「アニオタ保守本流」の管理人であり、インターネットラジオ「ニコニコアニメ夜話」のパーソナリティである。保守系の弁者としてチャンネル桜などにも出演していた。政治系論者のホープであり、その論説は熱く人を惹きつけるものがあるらしく、若年層を含め広い範囲で人気を得ている。「アニオタ時事放談」のニコ生主。
2010年8月14日にNHKで放送された「日本の、これから～ともに語ろう日韓の未来～」に出演し、在日韓国人と論争が起きた。しかし古谷曰く、NHKの編集によって起きた印象操作であると説明している。
アニオタを自称しているが萌え文化に否定的である。自身のブログには「時代は萌えから燃えへ」「本当に良いアニメだけを後世に残そう！」と記しており、東京都青少年健全育成条例改正にも賛成している。詳しくはブログにて。
ネット右翼に関する研究
ネット上で保守的な意見を持つ人たち、あるいは排他的な行動をする人たちのことをネット右翼と呼ぶことがあるが、古谷は独自にその内訳を調査し、「ネット右翼は中産階級以上の人間が多く、低所得者は少ない」「四大卒が多く高学歴である」という分析結果をまとめた。
また、古谷によれば、ネット右翼は「広義のネット右翼」と「狭義のネット右翼」に分けることができ、後者こそがネトウヨと呼ばれるものなのだという。
彼の研究によると、ネット上での「広義のネット右翼」とは、いわゆるネット保守のことであり、2002年の日韓ワールドカップの際のマスコミと韓国への不信感をきっかけに誕生したという。さらに2008年ごろに従来の保守論陣がチャンネル桜などのネット配信により彼らに影響を与え、現在では従来の保守とネット保守の考えは近しいとされる。
それに対して「狭義のネット右翼」とは、保守の理論体系から大きく逸脱し、知性を無視し、ヘイトスピーチなどの行動する者達を指すとされる。こちらの代表が「行動する保守」と呼ばれるグループである。
古谷は、この「狭義のネット右翼（＝ネトウヨ）」は保守が書いた本を読んでいないのではないかと予想した。「なぜなら、従来の保守勢力が書いた本の中身は穏当で知的であり、それを読んで理解していればヘイトスピーチなどを行えるはずがない」と古谷は主張する。そして、彼らはただ本のタイトルや雑誌の見出しにのみ目を向け、そこにかかれた扇情的なフレーズにのみ囚われてヘイトスピーチを繰り返すとした。以上のことをもって、古谷は「狭義のネット右翼（ネトウヨ）」は従来の保守勢力や「広義のネット右翼」とは全く違う存在であると定義する。
古谷は従来の保守勢力や穏健な「広義のネット右翼」勢力はこの「ネトウヨ」勢力と分離し、時には行き過ぎた行動をいさめる必要があるとまとめている。
その他
テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」に出演時、歌ったり踊ったりした様子を収録した動画「○○してみた」について、
「ユーチューバーとか踊ってみたとかすごい問題だと思うんですよ」
「全部見たわけじゃないけれども既存のコピーでしょ？」
「オリジナリティ何もないですよね？」
「ほとんどコピー」
と否定したが、西村ひろゆき氏から
「振り付けはユーザーが作ってますよ」
「僕、ニコニコ動画の管理やってたんで、違いますって言われても僕の方が詳しいと思うんですよ」
「嘘つくのやめてもらっていいですか？」
と強く批判される。（「あなたの感想ですよね」も参照）
朝日新聞社の言論サイト「WEBRONZA」のインタビューで、
「政治に関心のある若い人は前述した『SEALDs』などに向かっていることは客観的事実です。格差社会と長期デフレの影響をモロに受けている若者が、格差や貧困と無縁の中高年の中産階級が支持する安倍政権と親和性が薄いのは自明でしょう。若者における左右のバランスでは圧倒的にリベラル・左派と考えて間違いありません」
と述べた[1]。
しかし、2016年参院選の出口調査では、18歳、19歳、20代の若者の4割以上が、自民党に投票している。若者は中高年よりも自民党に投票した割合が高い結果となった[2]。
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関連項目
外部リンク
脚注
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