台湾ラーメンとは、愛知県名古屋市発祥のご当地ラーメンである。
概要
1970年代頃、名古屋市千種区で中華台湾料理店「味仙」を営んでいた台湾人店主の郭明優氏が、台湾でよく食べられている台仔(タンツー)麺を激辛にアレンジして賄い飯として食べていたところ、お客さんに「食べさせてくれ」と言われたのでそれをメニューに加えたのが始まりと言われている。その頃は一部の客にのみ知られた料理であったが、1980年代に起きた激辛ブームに伴いメディアで取り上げられるようになり、人気に火がついた。その後中京圏を中心に提供される店がどんどん増えて行き、全国規模で知られるようになった。
豚挽き肉・ニラ・長ネギ・もやしなどを唐辛子とともに味付けして炒め、醤油ベースのラーメンの上に載せたら完成である。また、ニンニクを大量に載せるのも特徴の一つである。
辛さが苦手な人は、台湾ラーメンを注文する際に「アメリカンひとつ」と言うと辛さを薄めた台湾ラーメンが出てくる。
また、後に汁なし麺バージョンである台湾まぜそば、台湾ラーメンの具をご飯の上にかけた台湾丼など、様々な派生料理が生み出された。
余談
台湾に行っても台湾ラーメンのような麺料理は存在しない……と思われていたが、2015年に桃園空港の第一ターミナルで「名古屋拉麺(名古屋ラーメン)」という名で170元(当時のレートで約665円)で販売されていることを発信したツイートが話題になった。
元ツイートおよび上記記事には店舗情報はないが、以下によると三重県伊勢市に本社を置く株式会社ダイムが展開しているお店のようだ。
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