概要
スーパーロボット大戦に搭載されているシステムの一つである。スーパーロボット大戦64にて初採用された。
当時は読み込みの少ないカセット形式だからこそ実現できたとされていた。
事実、プレイステーションでのスーパーロボット大戦には採用されておらず、ディスク形式で初めて採用されたのが「スーパーロボット大戦α For Dreamcast」であった。
その後時代は移り、プレイステーション2にハードが移ると、読み込みの問題が解消したのか、積極的に取り入れられるようになった。
隣接する、あるいは同小隊内にいる特定の複数ユニットの組み合わせがエネルギーを消費して敵を同時に攻撃するシステムである。
攻撃力が高いのが特徴であり、これの有り無しで火力や使い勝手が大きく変わるパイロットも存在する為、なかなかに見過ごせないシステムである。
エネルギー消費が高く設定されているが、複数回攻撃するよりも防御系の精神コマンドを節約できるという長所も存在し、ダメージ効率はかなり高い。
主な合体攻撃
同作品内による組み合わせ
チャクラエクステンション
「1! 2! 3!チャクラエクステンション!!」「シュートォォォォ!!」
「ブレンパワード」より、アンチボディ2機のチャクラ光を合わせて放たれる一撃。
第二次αで採用され、この時の組み合わせが原作で放ったこの2機である。
Jでも採用されているが、スパロボオリジナル要素として他のブレンとも合体攻撃が可能。
ジェットストリームアタック
「オルテガ! マッシュ! ジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!」
「機動戦士ガンダム」より、強敵・黒い三連星が使う連携攻撃を原作再現。敵専用の合体攻撃で、「64」から早々に採用されている。
ドムといえば黒い三連星、黒い三連星といえばジェットストリームアタックと言えるほど名の知れた技である。詳しくは項目があるのでそちらも参照。
原作ではドムで使った技だが、作品によっては後継機で使ってくることも。ただ最近はファーストガンダムの参戦が減ってなかなかお目にかかれない。
ファイナルゲッタートマホーク
「六人の力を合わせるんだ!」「死なば諸共よ!ゲッタァァァァトマホォォォォォォク!!」
「真(チェンジ)!ゲッターロボ 地球最後の日」における合体技。
木星の衛星を両断しながら合体インベーダーのコーウェン&スティンガーを真っ二つにするシーンの再現である。
この組み合わせでは他にも「ファイナルゲッタービーム」、Zシリーズではそれに加え「真シャインスパーク」が使用可能。第3次Z天獄篇では明確にゲッターエンペラーが確認できるが、これは劇中の再現である。
ユニゾンアタック
「新世紀エヴァンゲリオン」より、「瞬間、心、重ねて」において「62秒でケリをつける」シーンの再現。
近年のスーパーロボット大戦シリーズでは「新劇場版」名義での参戦であるためか、劇場版に存在しないこの合体攻撃は採用されないが、劇場版のシチュエーションを新たに合体攻撃として追加していることが多い。
DフォーメーションアタックS/恐怖のトリプルアタック
「光子バズーカ、発射スタンバイ!」「撃てぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
「機甲戦記ドラグナー」より、光子バズーカを装備し、三機の砲撃を一点に集中させ基地を攻撃したシーンの再現。
スーパーロボット大戦Aで初参戦して以降、ドラグナーが参戦した作品にて採用されている(3型のカスタム表記はAのみ)。
これを受けて、カスタム前でもレールガンを使用したフォーメーション攻撃が追加されたり、別の機体で行った空中から3機がかりで地上に叩き落とす「恐怖のトリプル子泣きじじい」がアレンジを受け「恐怖のトリプルアタック」として採用されていたりと、ドラグナーといえば合体攻撃というイメージが強いだろう。
なお、当名称は先述のレールガンのフォーメーション攻撃がカスタム後にも追加されフィーメーションが2種類となった「スーパーロボット大戦XO」に準ずる。
なお、「スーパーロボット大戦MX」では強化を続けていくと攻撃力がカンストする。
ツインレーザーソード/ダブルレーザーソード
同じく「機甲戦記ドラグナー」より、こちらはライバル機・ファルゲンとの合体攻撃。
「アナザーセンチュリーズエピソード3」で出現したオリジナル機「ファルゲンカスタム」とも問題なく使用可能。
作中の最終話でドルチェノフに対して放ったとどめの一撃の再現。
「スーパーロボット大戦MX」では、消費EN10という破格の低燃費ながら有射程で高火力というとんでもない技に仕上がっており、同作のドラグナー1型とファルゲンが「複数運用前提ならゼオライマーに匹敵するチート機」と評される所以である。
パイロットが乗り換えできる「GC(XO)」では、ケーン・ワカバがドラグナー1型カスタムに、マイヨ・プラートがファルゲンに搭乗していなければこの合体技は使用できない。とはいえドラグナーは専用パイロットしか乗れないだが。
ツインオーラアタック
または
または
「鈴木君、決めて見せよっ!」「本当はご自身で決めたいんでしょうが!」「そうでもあるがぁぁぁっ!!」
バイストンウェル・サーガに該当する「聖戦士ダンバイン」と「リーンの翼」に登場する機体が放つ合体攻撃。
ダンバイン系の場合は上の中から2機組み合わせが基本となるが、「スーパーロボット大戦UX」では片方がビルバインでなければならない。
「スーパーロボット大戦BX」ではさらに片方にショウが乗っていなければならないため、ショウをサーバインに乗せると使用出来なくなる。一方で、それとは別にボチューン2機によるツインオーラアタックが可能になったので、ハイパーオーラ斬りが使えないニー機他でも火力に期待出来るようになった。
ちなみに、「アナザーセンチュリーズエピソード3」では作品枠を超えてビルバインとナナジンで放つことが可能。
この時、ナナジン側がアッカナナジンでも、ビルバインが迷彩状態でも使用可能。
ダブルマジンガーパンチ/ダブルバーニングファイアー/ダブルマジンガーブレード
原作でも共闘したダブルマジンガーの合体攻撃。TV版とOVA系で名称や演出に違いが有るがそれぞれロケットパンチ系、ブレストファイアー系、マジンガーブレード系を使った連携攻撃を繰り出す。
とにかくバリエーションが多く、作品によって威力の順番が異なったり、グレンダイザーと共演した場合ロケットパンチ系やマジンガーブレード系にトリプルバージョンが追加されたりする。
クロスドッグ
または
「蒼穹のファフナー」、「蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH」よりファフナー4機による連携フォーメーション。
TV版で蒼穹作戦に参加したメンバーの場合、同作戦の機動が再現されている。
「スーパーロボット大戦UX」では初参戦となる劇場版の後輩組の組み合わせでも使用可能。劇場版設定となる3部で羽佐間カノンの機体が変更された後も、その機体で使用が可能(演出は別のものになる)。
他にも、マークザインとマークジーベンで放つ「ツインドッグ」、マークフュンフ(衛)・マークアハト・マークドライ(咲良)の3機で放つ「トリプルドッグ」が存在。注意点として、「スーパーロボット大戦UX」でのマークフュンフは小楯衛と堂間広登の二人が1機を共有する乗り換え制のため、「トリプルドッグ」と後輩組版「クロスドッグ」は同時に使用することができないことに注意。
ジーグバズーカ/マッハドリル
「鋼鉄ジーグ」と「鋼鉄神ジーグ」における技。「鋼鉄神」の場合は新・旧ジーグ両者とも発動可能だが、対応するビルドシューターとの組み合わせでなければ発動できない。また、「鋼鉄神」設定では旧ジーグはジーグバズーカを使用できない。
史上初の「特殊合体攻撃」であり、この場合は「ジーグ側からしか発動できない」「両者の距離がある程度近くに居れば隣接せずとも可」など、他の合体攻撃とは一線を画する。
この記事では、特殊合体攻撃を起動可能な側に☆マークを付与している。
火車カッター/ジャイアントカッター逆さ斬り
「大空魔竜ガイキング」より。世にも珍しい戦艦と主役機の通常合体技である。
これを踏まえ、関連作「ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU」においても各炎の巨人と対応戦艦の合体攻撃は存在するが、全て特殊合体攻撃であり、味方が戦艦からも行使できる合体攻撃はこれと、「LOD」に登場した「デスファイヤー」「キラーバイト」のみである。
デスクロス光線
同じく「大空魔竜ガイキング」より。「新スーパーロボット大戦」における時代を先取りしすぎた特殊合体攻撃。
あまりに先取りしすぎたのか、当時合体攻撃の概念すらなかったため、通常技として扱われる。
それ以外にも「敵専用合体攻撃」「マップ兵器の合体攻撃」とレア属性てんこもりである。
なお、「第2次スーパーロボット大戦α」ではあくまでイベントとしての再現+通常技としての設定であり、合体攻撃にはならなかった。
超重炎皇斬
「グラヴィオン」シリーズに登場した二機の合体攻撃。
特色としては、合体攻撃のみの形態に合体して合体先の必殺技を叩き込むことであろう。
合体攻撃限定で登場する特殊形態である。
この攻撃の場合、ソルグラヴィオンとゴッドΣグラヴィオンがさらに「最凶合体」し「アルティメットグラヴィオン」となった上で、必殺の「超重炎皇斬」を叩き込む。
シャッフル同盟拳
「この魂の炎!」「極限まで高めれば!」「倒せないものなど!」「何もない!」
「ばぁぁぁくねつ!シャッフル同盟けぇぇぇぇぇん!!」
「機動武闘伝Gガンダム」より、「グランドマスターガンダム」を相手にシャッフル同盟たちが拳を重ねて放った必殺技。
2016年現在、合体攻撃の最多人数第二位。特殊合体攻撃を除けば最多である。
ファイナルフェイズ
「鉄のラインバレル(アニメ版)」より。
各マキナのエネルギーをヴァーダントを通じてラインバレルに送るシーンの再現。
「原作アニメ」では、本来これを使うにあたって重い代償が存在している。
2016年現在、合体攻撃の最多人数第一位。タリスマンが仲間に加わった場合、タリスマンも必須になる代わりに攻撃力が増加する。
参加ユニットが多すぎることもあり、ラインバレルしか起動できない代わりに他のマキナは出撃してさえいれば場所を問わない特殊な合体攻撃となっている。
なお、この武装はあくまでもアニメ版オリジナルであり、「原作漫画版」名義の参戦であるUXでは採用されていない。
同シリーズ内による組み合わせ
ファイナルダイナミックスペシャル
恐らく合体攻撃と聞いて一番思いつくのがこの技だと思われる。
「ダイナミック企画」のロボットたちが必殺技を同時に叩き込むごく普通の合体攻撃である。
近年ではマジンガーはマジンガー、ゲッターはゲッター同士で合体技を組むのが基本となっており、現在「スーパーロボット大戦NEO」が最後に採用された作品である。
ダイナミック・コンビネーション
BXにおけるマジンガーはシリーズのつながりがない2作品であるが、ダイナミックつながりで実現。
ゼウスの鉄槌「ビッグバンパンチ」で貫いた後、トールの雷「トールハンマーブレーカー」で切り裂く。
そして神の光の如し「光子力ビーム」と、地獄の炎の如し「インフェルノブラスター」を同時に浴びせる。
前述の台詞のために「地獄三兄弟」と呼ばれることもしばしばある。
無敵コンビネーション
「サン…!」「ムーン…!」「バード…!」
「「「アタァァァァック!!」」」
「無敵ロボシリーズ」(この場合はザンボット3・ダイターン3・トライダーG7を指す)による合体攻撃。
主にZシリーズで実装されている。
ダイターンとザンボットの2作のみが参戦している作品では「Sコンビネーション」「コンビネーションブレード」が存在する。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇では同じ組み合わせで使用できる「3・3・7拍子」が追加されている。
超電磁烈風正拳突き
「ファイヤァァァ・ブリザァァドッ!!」「超電磁ボォォォォル!!」「グランライトウェーブ、発射!!」
「長浜作品シリーズ」の合体攻撃。
第三次αでのみ採用されているが、地味にスーパーロボット大戦Aのアンソロジーコミックで類似した技が披露されている。(本編には存在しない。)
コン・バトラーとボルテスが共演する作品は多く、二機の合体攻撃「超電磁スピンVの字斬り」は有名。
エルドラン・スペシャル
「絶対無敵!!」「元気爆発!!」「熱血最強!!」「完全勝利!!」
「「「「エルドラン・スペシャル!!」」」」
「エルドランシリーズ」の合体攻撃。
シリーズ3作+1作が勢ぞろいするNEOやOEで実装されている。
スパロボ補正による組み合わせ
究極石破天驚拳
「機動武闘伝Gガンダム」より、詳しくは「究極石破天驚拳」を参照の事。
この組み合わせは「マスターアジアが生存していたら」というifルートによるものであるため、「スパロボ補正」に分類される。
他にも「ダブルダークネスフィンガー」「ダークネスゴッドフィンガー」「爆熱!究極拳」とやたら名称を変えてゴッドフィンガーとダークネスフィンガーの合わせ技が合体攻撃として採用されている。
また、作品によって「超級覇王電影弾」が合体攻撃として採用されている。
ダブルゲキガンフレア/ガンガーフォーメーション/フォーメーションアタック(アキト他)
フォーメーションアタック/ダブルアタックなんちゃって(リョーコ他)
- エステバリス(テンカワ・アキト)/エステバリスカスタム(アキト) ※後者はWのみ
- エステバリス(ダイゴウジ・ガイ)/スーパーエステバリス(ガイ) ※BX以外、後者はWのみ
- エステバリス(アカツキ・ナガレ) ※BXのみ
または
「機動戦艦ナデシコ」より、エステバリス複数による同時攻撃。
アキト機またはガイ機が繰り出すと「ダブルゲキガンフレア」(砲戦では「ガンガーフォーメーション」)となる。
エステバリスの戦闘能力に直結する武装であり(これがないと火力を出せない)これがないとアキトは3人娘に火力で下回ってしまう結果になる。
ちなみにIMPACTで三人娘が使うと「ダブルアタックなんちゃって」となる。
アキト周辺はスパロボ補正によるものが大きい。
というのも、ほとんどの作品で「ダブルゲキガンフレア」を使うために、ガイ生存ルートが存在している。
特にWではまさかの劇場版設定におけるダブルゲキガンフレアが実現した。
(ただしこれを行うにはブラックサレナをエステバリスカスタムまで分離させなければならない)
BXにおいてはガイが最初から死んでいるのでどうなるかと思われていたが、アカツキ・ナガレがその代理を担う。
これ以前は、アカツキは一人だけ合体攻撃のパートナーが存在せず不遇な存在であった。
バンプレストオリジナル・スパロボOG
竜巻斬艦刀・逸騎刀閃
「吼えろダイゼンガー!武神の如く!」「駆けろトロンベ!その名の如く!」
レーツェルとゼンガーによる2体のDGG同士の合体攻撃。
アウセンザイターが変形し、ダイゼンガーが騎乗することで「刃馬一体」となる。
OGシリーズの中では最も熱い合体攻撃ではないだろうか。
長らく不明だった変形シークエンスは第二次OGでようやく公開された。
ロイヤルハートブレイカー
ラトゥーニとシャイン王女による合体攻撃。
W-I3NKシステムにより、シャイン王女の予知を元にラトゥーニが2機のフェアリオンを同時操作する。
…のだが、その演出面でよくネタにされることが多い(特に「第二次OG」)。
アニメ版に当たる「ジ・インスペクター」では専用BGMに歌詞も付けられている。
ヘル・ストリンガー
「スーパーロボット大戦UX」におけるオリジナル枠であり、オルフェス側のみ使用可能な特殊合体攻撃。
元ネタはどう見ても必殺仕事人である。
ある事情でオルフェス側のパイロットに莫大な負担がかかってしまう。
それが改善されていないため、リチャード・クルーガー搭乗時はイベントでしか披露できず、後継の主人公アニエス・ベルジュ(アーニー)も第二部になってやっと通常使用可能になっている。
なお、上記の2機が合体した形態「オデュッセア」では単体武器扱いとなる。
この武装に限ったことではないのだが、アーニーの台詞が第二部と第三部で大きく変化している点、
また、この機体の必殺武装専用BGMまでもが仕事人っぽいものになっている点などがよくネタにされている。
(ちなみに上記の台詞は第三部より)
スパロボ関連作品での合体攻撃
- スーパーロボット大戦の流れを汲んだフロム・ソフトウェアによる「アナザーセンチュリーズエピソード2」及び「アナザーセンチュリーズエピソード3」では「コンビネーションアタック」が採用されている。
その時、特定の組み合わせで出撃すると特殊なコンビネーションアタックが発動する。 - スパロボOGにおける合体攻撃は、一部「OGアニメ版」でも使われている
関連動画
関連項目
- 0
- 0pt