合唱シリーズとは、歌ってみた動画を元に第三者もしくは歌ってみた投稿者自らが、複数人分の同じ曲を合わせて制作した動画につけられるタグである。
概要
登録するタグは「合唱」よりも「合唱シリーズ」を推奨。
動画の歌声を同時再生することにより擬似的な合唱(斉唱)をこしらえるもので、本来の合唱ではない。
動画投稿者が歌い手ではない場合も多いが、カテゴリタグには「歌ってみた」を選ぶのが通例。
作品によっては、演奏動画や本家(原曲の歌手やVOCALOID)も混ざることがある。
演奏動画だけを合わせた派生動画については「合奏シリーズ」タグがつけられる。
合唱と合唱シリーズ
合唱と合唱シリーズは、言葉の表現では同じに見えるが、ニコニコ動画においては、定義が異なっている。
本来の「合唱」とは、各々のパートを複数人で同時に同じ場所で歌う行為や、そうした目的で作詞作曲編曲された楽曲を示す。これが「合唱」の本義である。
一方、「合唱シリーズ」タグは、既にニコニコ動画にアップロードされた動画の音源データを元に第三者が作成している動画である。このとき、作成に当たって使用された動画のアップロード者が作成した第三者に対して動画の使用許諾をしているかどうかは無関係である。
ニコニコ動画における「合唱」タグと「合唱シリーズ」タグの大きな違いは、使用している音源データを歌唱者がはじめからアップロードされた動画を作る目的で作成しているか、既に存在している音源データを使用して作成されたのか、という点にある。
「合唱」タグは、前述の本義のみならず、別の場所で収録された音声データを楽曲データとともに別の場所で合成し、あたかも同じ場所で合唱したかのように一本化して作成された動画にも使用される。このとき、それらのデータは作成者の同意を元に一本化する人物へ提供されて、「コラボレーション」「合唱企画」などと動画に記される。そのため、複数の人でコラボレーションした「合唱」動画については、「歌い手コラボのリンク」タグをつけることもある。
また、「合唱」といえば通常は多声部合唱をさすが、「合唱シリーズ」において合唱と呼ばれる形は事実上の斉唱に近い。ちなみに「合唱シリーズ」の中で斉唱といえばパートを分けない動画のことになる。パートという用語も、「合唱」では声部(ソプラノやアルト)のことだが、「合唱シリーズ」ではリレー風の編集における当番をさす。
いずれにせよ、タブや動画タイトルにおいて単に「合唱」と表記をすると、本来の意味での合唱曲を探す際に、意図せず「合唱シリーズ」に該当する曲が大量に検索結果などに紛れ込んでしまうこととなる。タグやタイトル名を付ける際に、どのような表記をすべきか、配慮が必要であるとも考えられる。
合唱シリーズの形式
ただ純粋に合わせただけの、所謂「合唱・斉唱」タイプのもの(合わせてみた)や、歌い手を完全に一人(組)ずつ回す純リレー形式のもの(リレーシリーズ)などがあるが、基本的にはフレーズ等歌う場所ごとに歌い手が交代するというリレー風の編集をしたものが殆どである。「合わせてみた」も「リレーシリーズ」も、「合唱シリーズ」の範疇に含まれる事が多い。
合唱シリーズは作成者が音源を元に自由な着想で動画を作成していることから様々な特徴的な形式を持っている。以下は、その代表的な形式である。
アバターシステム
どの箇所で誰が歌っているかをわかりやすく表示するための手法。
- 合唱シリーズ黎明期から続く手法
何らかのキャラクターが当てられる。使用されるアバター画像は、その歌い手のHNや歌・動画の特徴を基に合唱制作者の好み・イメージで決定されることが多い。有名な歌い手になると、過去の合唱シリーズの影響などを受けて固定化されるものもある。
ニコニコメドレーシリーズ(特に組曲『ニコニコ動画』・ニコニコ動画流星群)は殆どがこの手法を用いている。 - 2008年夏ごろから増えてきた手法(裏ンティス方式とでも称するべきか)
アバター画像はその楽曲に直接関係するキャラクター(特にVOCALOID)で統一される。このとき同じキャラクターが並んでしまうことになるが、そこをキャラクターの別ではなく絵師の別で特徴づける。
1.に比べ少数精鋭な歌い手チョイスとなることが多く、1フレーズではなく1音ごとに歌い手を切り替えるという演出も見られることがある。また、原曲の歌い手(VOCALOIDなど、いわゆる『本家』)が最後のサビ辺りから合唱に参加するという演出(主役は遅れてやってくる)も、この手法における大きな特徴である。
裏ンティスの人による合唱シリーズ動画がこの手法で人気を博していった事を機に注目が集まり、ボカロオリジナルを歌ってみたをはじめとする単一楽曲の合唱ではこちらの手法をとったものが増えてきている。 - 手描きアバター
お借りする歌い手の固定キャラ・アイコン等もしくは描き手のイメージをもとに、絵師または合唱制作者本人が描く。「歌い手描いてみた」タグが併用されることが多い。
有名な動画に大盛りシリーズがあり、動画視聴者によるファンアートも多く描かれている。
覚醒システム
歌の中で歌い手の見せ場、あるいは個性が光るところを強調するためにアバター画像を変える手法。閲覧者に歌い手の個性を伝えやすい、動画を盛り上がるといった効果がある。画像の変化はアバターのキャラが文字通り覚醒する(顔が凛々しくなる等)が基本であるが、一部、まったくの別キャラに変化する場合(1.のみ?)もある。
1.に於けるアバターの例
注:ここでは歌い手とそのアバターが"おおよそ"固定化されているものを挙げております。勿論動画によっては例外があったり、ここに挙げられていない歌い手にここで挙がっているアバターが付けられていることも多々あったりするのでご注意ください。追記歓迎。
合唱シリーズ動画制作者(合わせ屋)一覧
主な合唱シリーズ動画作者は以下の通り。(どんどん追記していってください。)
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関連コミュニティ
作ってみたいと思った人へ
関連項目
- 歌ってみた
- 歌い手コラボのリンク
- 合わせてみた
- リレーシリーズ
- 歌ってみたノンストップメドレー
- Band Edition
- アバターマスター
- 合唱シリーズ殿堂入り
- 合唱の合唱シリーズ
- 合唱の合唱の合唱
- 合唱崩壊
- 大合唱
- 歌い手発掘動画
- 歌う合唱人シリーズ
- 大盛りシリーズ
- 秋合唱シリーズ
- 融合唱シリーズ
- ○○シリーズタグの一覧
- 歌ってみた関連のタグ一覧
関連リンク
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