同一性保持権(どういつせいほじけん)とは、著作者人格権の一種であり、著作物及びその題号につき、著作者(著作権者ではないことに注意)の意に反して変更、切除その他の改変を禁止することができる権利のことをいう。
(日本の著作権法20条1項前段。以下、特に断らない限り、引用法令は日本のもの)。
つまりどういうこと?
一言で言うと、他人の著作物を勝手にアレンジするのは禁止ということ。
たとえば、自分が創作した最高に気に入ってる楽曲があると仮定しよう。
ところがある日、どこかのだれかが無許可で勝手にヘタクソにその曲をアレンジして大衆に公開したしまった。
その結果、「アレンジがこんなに酷いんだから、原曲もきっと酷いんだ」などとうわさが立ってしまった。
原曲の創作者の君はいったいどんな気持ちになるだろうか?
ここでは音楽を例に出したが、アニメなどのシーンを継ぎ接ぎする、台詞を入れ替えるなども当然アレンジにあてはまる。
つまり、MAD動画の大半はこの同一性保持権が大きく関わっているのだ。
著作者(著作権者ではないことに注意)が「ダメ」と言ったらだめなんだよ。
ちなみに、東方Projectのように、公式に二次創作(楽曲のアレンジなど)を認めているところもある。
権利の適応
同一性保持権の侵害になる。
同一性保持権の侵害。
同一性保持権侵害
関連項目
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