「ヒヒヒヒ、この記事も荒らしてやろう・・・。」
「そこまでだ!これ以上の悪事は許さん!」
「な、なんだ貴様らは!」
「我ら、ニコニコ大百科の記事を書くもの!大百科戦隊ヘンシュウジャー!」
やあやあ我こそは名乗りの記事概要なり
名乗りとは、自分の名前や素性を相手に明かすこと。「名乗る」の名詞系。
主に戦の際に行うことであり、自らの身分や家系、これまでの戦功などを大声で告げることを言う。なぜそんな戦い方をするのかというと、当時の戦とは基本的に1対1で行うものであり、「倒した相手が何者なのか分からないのでは褒賞ももらえない」ということでお互いの身分を明かす必要があったという。そして戦後に「私はこんなに凄い奴の首を取ったんだ!」という一種の証明のような意味合いを持っていた名乗りを行う必要があったという。また周囲の人間にも聞こえるように名乗ることで「あいつらが戦ってるのを知っている」という証人作りの効果もあった。
その様式美は戦のない時代においても、主に歌舞伎や能などで新たな人物が登場するとどういうキャラなのかを名乗り口上で説明する。
現代においてはヒーローが登場する作品などで名乗りが登場することがあり、代表的なのがスーパー戦隊シリーズである。1作目「秘密戦隊ゴレンジャー」に登場する5人のヒーローが敵と対する際にそれぞれの名前を名乗り、最後に戦隊の名前を名乗るという流れは現代における名乗り文化を確立、今日に至る。現代では自分の名前の他、ヒーローとしてのキャッチコピーなどを叫ぶ場合もある。他にも名乗りの際にはそれぞれアクションポーズをつけるのも定番となっており、子供たちのヒーローごっこの一環として名乗りポーズをとる事もよくある光景である。
「名乗り」とは日本独自の文化で、外国人からしたら「そんな事叫んでる暇があったらさっさと攻撃しろ」というのが共通認識らしい。実際のとある国との戦でも名乗ってる最中に敵にやられてしまったことがあったとかなかったとか。そんなわけで作中においては名乗っている最中、もしくは変身の最中は原則攻撃しないのがお約束(一部作品の一部の話除く)。近年はそのお約束を逆手に取り、名乗りながら(もしくは変身しながら)敵と戦うという派手なシーンを見かけることもある。
ちなみにスーパー戦隊シリーズを米国でリメイクした「パワーレンジャー」では米国側のスタッフにより名乗りシーンがカットされそうになったという。しかし日本側のスタッフが「名乗りはなんとしても残してほしい」という強い要望により名乗りシーンが海を超え、パワーレンジャーの人気と共に名乗りの知名度も上昇した。英語では名乗りを意味する言葉がないため、「出席・点呼」という意味の「Roll Call」と言う。
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