名古屋市交通局とは、名古屋市内及び周辺地域で交通事業を行う事業組織である。
概要
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地下鉄、市営バス全線でトランパス、manacaが使用可能である。
現在に至るまで名古屋市の都市交通の主力の一角を担っており、名古屋市民にとってなくてはならない存在である。
とはいえ、名古屋市内の道路幅は広く、中部地方は自動車普及率も高い地域であるため、人口に比すると事業規模は若干小さめである。それでも万博効果でかなりましになっているのだが。
地下鉄の営業キロは全国で4番目であり、地下鉄として名城線の環状運転は日本初である。また、市営バスの営業キロも公営では全国で2番目の距離となっている。
1日の利用者数は市バスが約32万人、地下鉄が約116万人であり、合わせると約148万人となる。これは名古屋市の人口の2/3に相当する。
マスコットキャラクターは「ハッチー」。名古屋城の金鯱にちなんでいる。
事業内容
歴史
- 1922年(大正11年)8月1日、名古屋電気鉄道・市内線(1898年開業)を買収し名古屋市電気局として設立。
- 1930年(昭和5年)2月1日、市営バス営業開始。
- 1943年(昭和18年)5月10日、市営トロリーバス開業。
- 1945年(昭和20年)10月2日、名古屋市交通局に改称。
- 1951年(昭和26年)1月16日、トロリーバス廃止。
- 1957年(昭和32年)11月15日、地下鉄1号線(名古屋-栄町間)開業。
- 1965年(昭和40年)10月15日、地下鉄2号線(市役所-栄町間)開業。
- 1974年(昭和49年)3月30日、地下鉄4号線(金山-新瑞橋間)開業。
- 1974年(昭和49年)3月31日、市電全廃。
- 1977年(昭和52年)3月18日、地下鉄鶴舞線開業。
- 1989年(平成元年)9月10日、地下鉄桜通線開業。
- 2003年(平成15年)3月27日、地下鉄上飯田線開業。名鉄小牧線と相互直通運転開始。
- 2004年(平成16年)10月6日、地下鉄4号線全通。日本初の地下鉄環状運転開始。
- 2011年(平成23年)2月11日、ICカード乗車券「manaca」を導入。
- 2012年(平成24年)4月21日、「manaca」が東海旅客鉄道の「TOICA」との相互利用を開始。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 鉄道関連項目一覧
- 鉄道事業者・路線一覧
- 鉄道車両一覧
- 駅名一覧(中部地方)
- バス事業者の一覧
- 地方公営企業
- 愛知県/名古屋市
- 名古屋電気鉄道 - 名古屋市交通局はこの企業の市内線部門を母体としている。ちなみに大手私鉄の名古屋鉄道はこの企業の郡部線部門が母体であり、両者は同じルーツを持つ。
関連リンク
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