向井直也(むかい なおや)とは、ヒロユキ原作の漫画『カノジョも彼女』に登場するキャラクターである。
概要
本作の主人公であり、咲、渚と二股をしている男子高校生。15歳。誕生日は12月31日。身長170cm。好きな食べ物はバナナ。
「超」がつくほど真面目な性格で、自分に嘘をつくことができない正直者であるが、度が過ぎているため物事を深刻に考えすぎ、非常識な言動をしてしまう。
幼なじみである咲のことがずっと好きで小1の頃から毎月告白していたが、重たすぎるという理由でずっと断られていた。それでも諦めずにトライし続け、高校生になってようやくOKを貰い、念願の交際にこぎつける。そんな矢先、突如渚から告白をされ、渚の一途さに惹かれてしまい、前代未聞の「正々堂々、二股をする」という結論に出る。当然彼女である咲から殴られたうえに拒絶されるが、懸命な懇願もあって世にも奇妙な男女3人による二股共同生活を送ることとなる。
良くも悪くも真っすぐで気持ちを隠さずにストレートに伝えるため、周囲を巻き込んだ騒動に発展させてしまう。咲、渚と3Pをしたいという願望を持っているが、貞操観念はしっかりと持っており、3人の間でHなことは辞めようというルールを設定している。むしろ、一度決めたら意地でもそれを曲げない頑固者で、全てが咲と渚にメリットがあるわけではない。この真っすぐすぎるほど真っすぐなところがモテるようで、ミリカと紫乃からも想いを寄せられている。
二股をしているということから女にだらしないゲス男と思われがちだが、咲と渚のことを本当に大切に思っていることは間違いなく、2人のためなら身を削ることを躊躇しない。3人での交際費と生活費を捻出するために早朝・深夜のアルバイトを掛け持ちしており、常人であれば倒れてもおかしくないハードワークをこなしつつ学校にも通っている。ただし、せっかく稼いだお金をどうでもいいことで浪費する無茶をやりがち。ミリカという巨乳の美少女に言い寄られても、2人のために三股交際はしないときっぱり断るなど、そこまで節操がないわけでもない。
咲や渚と比べると学力は高く、勉強に対しても全力で取り組んでいるが、紫乃ように秀才という程でもなく、クラスで5番以内の成績に入ったことがない。特に勉強がダメな渚に勉強を教えてはいるが、あまりにも非効率的な根性論主義のため結果に結びつかず、結局紫乃を頼ることになった。
一言で彼のことを形容するなら「変人」。良い意味でも悪い意味でも、自分の気持ちに正直な男であり、誠実ではあるが誠実さの感覚が一般とはかけ離れているため、非常識でエキセントリックな行動に走ってしまう。読者からは原作者の前作のタイトルを文字って「アホボーイ」と呼ばれている。
ヒロイン達との関係
佐木咲
幼なじみであり、子供の頃からずっと好きで居続けており、渚という第2の彼女ができた後も「一生大切にしたい」という咲への気持ちに変わりはない。咲の母親との関係性も良好なようで、交際を応援してもらっている。一方、渚にも気を配らなければならないため、もっと関係性を深めたいという咲の気持ちに反した行動をしてしまっている。実際、下着姿で夜這いを受けた日も、渚を裏切れないと、乳すら揉まされていたが、強靭な意志で退けている。
何かと非常識な言動で咲から鉄拳制裁も含めたキツめのツッコミを受けているが、いくら力でねじ伏せられても自分の信念を曲げようとしない不屈の精神力を持っており、最終的に咲が折れることが多い。
尚、直也が女性を呼ぶ時は基本的に「さん付け」なのだが咲だけは例外的に咲“ちゃん”と「ちゃん付け」で呼んでいる。
水瀬渚
渚が学校に来ていなかったため直也にとっては初対面だったが、屋上で告白され、一目惚れといっていい状態で一気に咲と同じくらい大切な人となる。自分の気持ちに背いて渚の告白を断ることができないという理由から二股交際へと発展した。
自分のために努力を惜しまない頑張り屋な渚への愛も本物であり、まだ出会って日の浅い渚のことをもっと知ろうと彼なりに理解している。努力が過ぎて無茶をしがちな渚のことを放っておけないようで、咲に遠慮しがちな渚のことを気にかけてもいる。
その一方で、未だに渚のことは「水瀬さん」と苗字で呼んでおり、これは4人のヒロインでは唯一である(故に逆に特別、とも言える)。
星崎理香(ミリカ)
努力と根性で人気ミーチューバ―としての地位を手にした彼女のことを尊敬しているが、三股するように言い寄られても頑なに拒否している。ミリカのことを嫌いなわけではないが、彼女を受け入れてしまうことは咲と渚を裏切ってしまうと考えているようである。むしろ、すぐに強硬手段を仕掛け、暴走しがちなミリカに対して引いてしまうこともあり、警察に通報したことすらある。
ただ全く気になっていないかといえばそうでもなく、むしろ惚れないように直也が抵抗している描写もある。家の庭にテントを張ってまで居座っていたミリカを散々邪魔者扱いしていたにもかかわらず、ミリカの努力についてはしっかりと認めている。ミリカのアカウントが彼女の父親に抹消されかけた時は身体を張って阻止してもいる(そしてこの事がミリカが直也に惚れるキッカケとなった)。
桐生紫乃
咲と仲良くしてくれているいい人と認識しており、二股を辞めさせようとする紫乃に対して邪険に扱うことはせず、むしろ彼女に二股を認めてもらおうと考えている。重婚が法律上禁止されていることを指摘されても、教えてくれてありがとうと言ってしまう始末。
紫乃が咲との二股を辞めさせようとする本当の理由は、自分も直也のことが好きであるが無二の親友である咲のために身を引いていたからである。直也が複数の女性と交際していることで自分の気持ちに諦めをつけることができず、直也はそんな紫乃の気持ちに気付いていない。紫乃の頭に付けられているリボンはかつて直也から贈られたもの。
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