君たちはどう生きるかとは、
である。ここでは2.について記載する。
概要
タイトルは監督が少年時代に読んで感動した吉野源三郎の同名小説からとっているが、直接の原作というわけではなく、同小説が主人公にとって大きな意味を持つという形で関わり、物語そのものはオリジナルのマジックリアリズムめいた冒険活劇ファンタジーとなっている。
ファンの間では吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』の元ネタだとされる、ジョン・コナリーのファンタジー小説『失われたものたちの本』の影響が濃いものになるのではという推測が公開前からなされていた。
これまでのジブリのダイジェストのような、セルフオマージュの映像がふんだんに使われており、目を楽しませてくれる。アート映画として観た層からは総じて高い評価を得ているが、難解な構成は賛否が分かれ、ストーリーがとっちらかっている、あるいは理解不能といった否定的な意見も目立つ。
アニメーション映画界の巨匠の10年ぶりの新作長編アニメーションとして世界的な注目を集めるものの、2022年12月に大きなくちばしをもつアオサギが描かれたポスターが公開されて以降、何の予告もされず、ストーリーやキャラクターはおろか、出演者やスタッフもごく一部を除きベールに包まれていることも話題を呼んだ。
フラゲからのネタバレ防止のためかパンフレットは公開日には発売されず、後日発売という形をとった。このパンフレットは文章が少なく、ほとんどが映画のカットで構成されているため評判は良くない。走り書きには、「人非人になれるなら日清戦争の黄海戦争をアニメ化したかったが、完全な個人の趣味のためどっちみちNGを喰らっただろう」とある。
主題歌は米津玄師が本作のために書き下ろした『地球儀』。主題歌提供の話自体は4年前に宮崎駿から直接依頼されていたらしい。
あらすじ
火事で母を失った牧眞人は、父が母親の妹と再婚することになったため、父と共に母の実家がある田舎へ疎開。
周囲となじめない中、人間の言葉をしゃべるアオサギの「お前の母親はまだ生きている」という言葉に誘われた槇人は、不思議な塔へと入り、思いもよらない体験をする。
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関連項目
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