吹雪(艦これ)単語

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フブキ

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「私がやっつけちゃうんだから！！」

吹雪（ふぶき）とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん～艦これ～」に登場する、大日本帝国海軍の特I型（吹雪型）駆逐艦1番艦「吹雪」をモデルにした艦娘である。

担当声優は上坂すみれ、担当絵師はしばふ。図鑑番号はNo.011（改二：No.226）。

司令官の為に、概要を紹介します！

提督たちが最初に選べる五隻の初期艦のうちの一隻。
黒髪のセミショートにセーラー服という素朴な出で立ちだが通常絵にパンチラ疑惑あり（※）。モデルが艦隊型駆逐艦の基礎となった歴史的にも重要な駆逐艦であるためか、タイトル画面や各種広告にもしばしば、名だたる艦娘たちと並ぶ吹雪の姿を拝む事が出来る。プレスリリース時の雑誌情報^[1]などでは、艦娘達の史実に準拠しないキャラ設定が書かれており、そこで吹雪は本作の主人公と紹介されている。

しかし、現行ゲーム上では若干高めの運と、ドロップ・建造での若干の入手のし辛さを除けば突出したステータスのない、普通の、ごく普通の艦娘である（しかも運は改造後に低下し、他の大半の改造後の艦娘と同じ値となってしまう）。
ファミ通関連サイトで連載されている4コマ漫画やプレイ漫画でも主役を務めているが、4コマでは他の艦娘のインパクトに押され気味、プレイ漫画では提督（漫画筆者）のフリーダムっぷりに振り回され気味と、主役らしさは薄めである。

散々影が薄いなどと言われ続けてきたが、2015年 1月新年最初のメンテナンスとアニメ放送開始のタイミングに合わせ初期艦娘5隻の先陣を切って改二が実装された。
必要練度は70と高めで、能力面ではバランス型なのは変わらないが他の改二勢にひけをとらない数値であり、オールラウンドな活躍が期待できる。改造に伴って下がっていた運も元の数値に戻っている。
その中でも対空性能は駆逐艦中トップクラス（秋月、初霜に次いで僅差で3位）、索敵性能に至っては堂々のトップである。（サボ島沖海戦で青葉が発見した艦影を目視確認しようとしたこと等敵艦発見に貢献したエピソードに基づくと思われる。）
しかも、これだけ防御面での性能を持ちながら、夜戦火力も別次元の夕立・綾波、雷装に定評のある島風に次ぐ第4位タイの雪風とほぼ同じ。
運も微妙に高いので、雪風や時雨ほどの期待はできないもののカットインも狙えなくもなく、まさに何をやらせても不足しない万能の主人公になったと言えよう。

さらに装備面では新規実装の魚雷「61cm三連装（酸素）魚雷」、対空カットイン用装備の「94式高射装置」、駆逐艦が装備可能なものでは最高位の小型対空電探「13号対空電探改」と申し分ない物を引っさげて来るため、ここまで彼女を見守っていた提督へのこれ以上ないご褒美となった。
特に2014年の秋イベントでE-1及びE-2をクリアしていない（秋月をゲットしていない）提督にとって「94式高射装置」は貴重な対空カットイン用装備である為、これらの装備のために吹雪を改二まで育てる価値は充分にある。
また、駆逐艦最強の主砲であり、対空カットインが出しやすい高角砲でもある「10cm連装高角砲+高射装置」を秋月が持ってくる分以外で入手しようと思ったら、吹雪が持ってくるこの高射装置を入手してから改修を重ねるしかないため、ベテラン提督でも吹雪を繰り返し育てている人がいる^[2]。

性格は外見と同様に癖が無く、喜怒哀楽の豊かな普通の女の子。
戦闘時には「いっけー！」「当たってぇ！」とどこか必死さを感じる声で果敢に戦い、ダメージを受け服装が破損すると「そんな！だめれすぅ！！」と妙にエロ可愛い声を上げ、提督からのセクハラには「し、司令官・・・？」と絶句する。そして轟沈してしまった時は・・・(´；ω；｀)
際立った特徴こそ無いが、その素朴でひたむきで初々しい姿勢は「艦隊これくしょん」、そして「艦娘」の在り方を十二分に表現していると言えるだろう。

※絵師のツイートによりパンツであることが確定しました。しばふ「パンツ！パンツです！」

期間限定グラフィック

秋祭り法被(2016-)

2016年 8月31日のアップデートで「秋祭り法被mode」が実装された。改までは青地、改二は紅地の法被で、衿字には錨マークに「第十一駆逐隊」と描かれている。公式 4コマでは10巻等で登場。

お出かけ(2019)

2019年春、三越とのコラボで私服（お出かけmode)が実装。同絵師の三隈と対となったものである。
公式 4コマでは2019年 4月公開の211話part.Cで登場。

アニメでの活躍

前述の通りアニメの主役に大抜擢されている。性格は明るく前向き思考、そして座学が非常に優秀な至って普通の少女。しかしこれまで実戦経験が皆無という状態でアニメの舞台となるとある鎮守府に着任。提督はそれを知りつついきなり第三水雷戦隊に配属させる。このため、1話では迷惑をかけるのみで部隊の足を引っ張ることに…。

2話では川内型姉妹の協力による特訓、そして吹雪の雑草水雷魂によりいっぱしの駆逐艦として成長していくことになる。3話で拠点攻略戦及び対航空戦闘、4話で悪天候下での戦闘と自身の中破による轟沈の恐怖を金剛によって救われ、守り守られることの信頼と大切さを学ぶ。これらで実践的な部分でも叩き上げられる中、5話では凸凹な第五遊撃部隊の指揮を執り、主人公らしい面が強化されている。
7話では秘書鑑の長門から敵部隊の極秘情報を伝えられ、大破した加賀の代わりに翔鶴を編入するかの判断を任せられるまで信頼を得ている。実際の作戦でも、瑞鶴と翔鶴の危機に颯爽と登場し、ヲ級の眼を破壊するという戦果を上げ、着実に実力をつけてきている。
8話では大和の事情を鑑みて、規則を破り無断で出撃しようとし、長門から懲罰（潮干狩り）を受けてしまう…といった優等生だけに留まらない熱い情熱を持っていることがわかる。なお、8話では吹雪の過去シーンが少しだけ映っており、別の艦娘達と生活を共にしていたことが明らかになっている。

その他、正規空母である赤城に強い憧れを抱いており、百合百合な展開を妄想したりと、ちょっとキモイ（夕立談）部分も散見される。なお扶桑に憧れてる設定はオミットされました。睦月の如月の件についても慰めたり、能動的に活躍している。
普段着は青い短パンにベージュのパーカー。朝練として日々ランニングを自主的に行っており、勤勉な吹雪によく合う日常が垣間見れる。

第4話では金剛から「ブッキー」との愛称を付けられた。

艦これアニメ2期とのコラボ

アニメ第2期『「艦これ」いつかあの海で』終了後、2期主役を果たした時雨に対して呼びかけるボイスが期間限定で実装され、2023年春から夏にかけて、しばふ氏（吹雪ら担当）と玖条イチソ氏（時雨ら担当）それぞれが吹雪・時雨の2ショットを公式に並べたイラストを提供。それぞれ書籍表紙を飾った。

この「吹雪＆時雨」推しは舞鶴で初となる公式リアイベ（【Operation MAIZURU Exp edit ion 2023】）で吹雪担当声優上坂すみれ氏＆時雨担当声優タニベユミ氏の登場という形で海上自衛隊舞鶴航空基地＆舞鶴赤レンガ博物館前で展開されることとなり、また、西舞鶴駅で吹雪帰省modeスタンティの登場（ほか同声優＆絵師担当の初雪帰省modeなど展開）という形で華を添えた。

また、今回の舞鶴イベではアニメ1期主役の吹雪演ずる上坂すみれさん及び同2期主役の時雨演ずるタニベユミさんが舞台に登場。上坂さんはアドリブで休憩中の1MYB 蒼龍さんを舞台に呼んで生アテレコをするなど相当の気合の入れ方で当イベを盛り上げた。この様子は2023年 10月26日発売の週刊ファミ通でも取り上げられている。

四コマ『吹雪、がんばります！』での活躍

No.011　吹雪型一番艦　吹雪

本作の主人公！夢は立派な艦娘になって、先輩たちとともに活躍すること！
個性豊かな艦娘たちに振り回され気味。

『吹雪、頑張ります！』第1巻　主な艦娘紹介1より引用

前述のとおり、4コマ漫画でも主役を務めているものの、他の艦娘たちのインパクトに押され気味である。
ものの、ツッコミキャラとして機能している。

基本的には白雪と一緒にいることが多い。

史実での記憶を持つ艦娘たちの例に漏れず、彼女も何らかの”トラウマスイッチ”があり、第7話で青葉がサボっているところを見て
「青葉先輩がサボ・・・！！」と突然震えだす様子が見られた。
（その後、ナレーションによって「吹雪にとってサボは禁句です」と付け加えられている）

第9話にて初めて水上に立つのだが、あやうく転覆しそうになるも、なんとかバランスを取って水上に立った時、他の駆逐艦から「立った立った！吹雪が立った！！」と、どこかで聞いたことがあるような歓声を受ける

ちなみに、第13話にて”ロシアの子になった響”とロシア語で会話するシーンがあるが
ロシア語ができるのは「声帯にいる妖精さん」のおかげらしい・・・。
（なにげに響を圧倒するほどである）

次は、史実での活躍を紹介すればよろしいですか？

ワシントン条約によって主力艦の保有が制限され、条約の制限を受けない駆逐艦をより強化すると言う目的で設計されたのが「特型駆逐艦」。そしてその栄えある第一号艦こそが「吹雪」である。
高い量産性、高い航海性能、且つ重武装という至れり尽くせりの性能を備えた特型駆逐艦は国内外に衝撃を与え、数多くの妹が誕生する事となった。そしてその殆どが太平洋戦争において果敢に戦い、散って行った。

吹雪自身は太平洋戦争において緒戦の南方攻略作戦に数多く参加。
バタビア沖海戦では真っ先に敵艦隊を発見、追跡しつつ状況を逐一通報。さらに味方主力が駆けつけるまでの間、ただ一人で煙幕を焚きながら敵艦隊と渡り合った。またあのミッドウェー海戦には主力部隊に加わって参加した。

1942年 10月11日にサボ島沖夜戦に参加。前方に見えた敵味方不詳の艦隊へ旗艦青葉が「ワレアオバ」と発光信号を発し始めたため、吹雪もこれに従い識別灯を点滅したが、これが命取りとなった。青葉が信号を送ったのがよりによって敵艦隊だと気づいた吹雪は識別灯をすぐ消したが、味方のうちで最も敵に接近していた彼女に逃れるすべはなかった。わずか1500メートルの至近距離で敵艦隊の集中砲火を浴び一瞬で破壊しつくされたのち、弾薬庫が大爆発を起こして爆沈した。