吾妻ひでお(本名:吾妻日出夫)とは、日本の漫画家で元ホームレス、配管工である。
概要
通称「あじましでお」。作風は美少女とSFと不条理、キャリアの後期ではエッセイ漫画・日記漫画も描いていた。
秋田書店の『週刊少年チャンピオン』でデビュー、チャンピオン黄金期直前を支える。その後『チャンピオン』からマイナー誌、そしてエロ自販機本と雑誌のランクが下がっていくにつれて、代表作を多く発表しその地位をむしろ上げていった稀有な漫画家である。
二度の失踪とアル中による入院を一度経験。失踪は二度とも警察に捕まり保護され失踪生活は終了している。
この浮浪経験を元に「失踪日記」を、アル中による入院経験を元に「アル中病棟」を描き上げた。
一度目の失踪で警察に捕まった保護されたときファンの(周りからはロリコン呼ばわりの)警察官から「先生ともあろうお方が…」と言われてサインをせがまれた。そして色紙に「夢」と書いてくれといわれた。夢も糞も投げ捨てた漫画家に。 二度目の失踪のとき、配管工の仕事に飛び入りして社内報でマンガを描いたが、誰も彼が漫画家であることに気づかなかったらしい。警察に捕まった保護された(二度目)時も今度は気づかれなかったらしい。
コミケで女性向ヤオイ本全盛の頃にそれに反発して黒本(自身の漫画のキャラの官能写真集)を描いたためコミケで男性向けアニパロ(エロ)同人誌というジャンルが生まれた。
2017年春に食道がん治療のため入院中であることを公表[1]。退院後は同年夏のコミックマーケットで同人誌を頒布する[2]など活動も再開していたが、2019年10月13日未明に都内の病院にて永眠[3]。
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関連項目
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脚注
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