呪泉郷(日本語読み:じゅせんきょう)とは、伝説の修業場である。
ニコ客さん物好きね~ この概要イイ加減だからもうダレも読まないよ
高橋留美子原作の漫画『らんま1/2』に登場する呪われし郷。
作中における中国青海省バヤンカラ山脈拳精山に位置するとされる。近隣には、女傑族と呼ばれる武芸に長けた一族や、とある妖怪にキラキラネームをつけられた青年などが住んでいる模様。
郷には幾つかの天然泉が沸いており、修行のために使われていたと思しき竹竿が泉に幾つか刺さっている。
泉の水源は地下の呪泉洞という洞窟にあり、ここに水源の水を操る蛇口のような設備が備えられている。
任意に水源の水を止めてしまうことも可能なようだが、その場合当然泉の水は枯れる。
最終章ではここが舞台になっているので、呪泉郷の正体は各自単行本ラスト2冊で確認するよろし。
尚、作中の『中国』が中国という名前の国なのか、現実と同じ中華人民共和国を指しているかは不明。(結構現実の中国とは違ってるので。但し、90年代漫画の中国描写は大抵あんなものだが・・・)
呪の泉がわく郷、という禍々しい名称は、100以上もあるというそれぞれの泉に対して溺れた者たちの悲劇的な伝説が遺されており、実際にその泉に入る(若しくは溺れる)と、その伝説で溺れた者と同一の姿に変身する体質に変わる呪いを受けてしまうことから。
こんな危険極まりない修業場で古来の人々は一体何を鍛えたというのであろうか…?と、思う方もいらっしゃるだろうが、実はこの泉、その気になれば飲料水として用いることができ、中にはその泉を繰り返し飲用する・泉に動物をあえて溺れさせて、娘や男にして関係を持つなどして、猛獣の俊敏性などを得ようとする面々もいる。また、泉の中には若い姿になれる泉や、善人になれる泉もあるので、必ずしも水におぼれた者に悪影響を与えるとは限らない。
なお、姿が変わる条件は『水を被ってしまうこと』で、元の姿に戻るには『湯をかける』という単純な方法である。
しかし、温度設定などの細かい部分や霧雨のような粒子状の水ならどうなるのか?といったことは、そのようなシチュエーションが最終回まで無かったため不明。
呪いを受けた者の子供がどうなるのか?も、はっきりとは明かされていない。
らんま1/2という作品の根幹を成す主役早乙女乱馬が若干16歳にして『水を被ると女になり、お湯で元の男に戻る』という変態変身体質になってしまった元でもある。
但し、乱馬の場合、「人間状態での性転換」という他の変身体質者に比べると比較的マシな部類であり、大抵溺れた者は小動物だったり、爬虫類だったり、キメラのような怪獣だったりと人外の者なので、一部のパワーアップの望める泉を除けば、日常生活面では些細なことで人間に戻れなくなる非常に厄介な体質となってしまう。(但し、人間の意識や記憶はある。性格については泉によっては大きく変化するものも存在していた)
ちなみに、ラストでガイドが日本に男溺泉を宅配便で送ったときに「一人分」と言っていた為、完全な変身体質となるにはある程度の水量を浴びる必要があるらしい。
なお、作中で一番最初に泉に溺れたのはガイドの忠告を聞かずにトレーニングを始めた挙句に乱馬に蹴り飛ばされた玄馬で、パンダと化した父に狼狽えていた矢先に反撃を喰らって乱馬が落ちてしまったのが、若い娘が溺れた娘溺泉だった。
このため、変身体質改善グッズ(という名のインチキ商品)なども販売されているほど、呪いを受けた人々はその変身体質の解消を願っているが、誰一人としてほぼ正確な泉の位置を知っているガイドに対して『元に戻れる方法=男溺泉、娘溺泉の場所を聞いてさっさと入ろう』という考えの者は居ない。
また、ガイドも泉の位置を聞かれた時にはきちんと教えているので、泉の場所や効能を聞くことは禁じられていないらしい。
武道家たるもの、己の未熟さ故に修行の果てで醜態を曝す羽目になった以上は、自らその困難を克服し、その方法を見つけ出すべきであり、他人に助けを請うことは恥とでも捉えているのであろうか?? (それをやったらこの漫画が終ってしまうだろうが、というツッコミはよそう)
但し、原作漫画の第一話で乱馬は「もう一度中国で元に戻る方法を見つける」と言っている為、乱馬は男溺泉の存在を修業当時は知らなかった可能性も高い。(おまけに、彼は正当な方法で日本を出国したわけではないうえ、女傑族や増毛剤管理者などに迷惑行為を働いていたため、ガイドが途中から彼に親切に接するのをやめ、男溺泉の存在を一時的に黙っていた可能性がある。漫画版にて、国内では意外と大人しめのパンスト太郎に反して、イジメの頻度が多かったシャンプーに関しては微妙。)
なお、泉に溺れた者の多くは乱馬をはじめとして実際に溺れる前よりも格闘術において数段強くなる傾向がある。
これは「水を被るとパワーダウンする」ということが多くなるため、必然的に「弱点を曝け出さずに如何に自身に有利な条件で戦いを進めなければならないか」という頭脳戦が必要となる条件を満たさなければならなくなるためと考えられるほか、乱馬の場合は人間のままであるが「腕力で劣る女らんまでの変身状態であっても極力変身前と変わらない条件を保たなければならない」という条件も加わってくる。
実際、戦闘能力で大幅に勝る変身状態のパンスト太郎には頭脳戦も込みで女らんまの状態で勝利している。上記のデメリットを逆手にとって、盗難沙汰を繰り返す輩や妖怪を懲らしめる道具などとして利用する者もおり、僅かながら成果があがったこともある。
また、乱馬は最後の最後である理由から自分が完全な男に戻ることは「途中からどうでもよくなった」とも言っており、本心では戻りたいと思いつつも、半ば受け入れたとでも取れる描写がある。
ガイドの弁によれば元々は多くの武道家が己を鍛え上げるために使っていたらしいが、今となってはその危険性が知れ渡ったため誰も修業のためには使わなくなり、片言日本語のガイドの親子が常駐するだけの観光名所と化している。
あいやー動画溺泉に落ちてしまた。時間が無くなる悲劇的泉ネ!
あいやーコミュニティ溺泉に入りたいか?
呪泉郷のコミュニティまだないのヨ。
そろそろ関連項目で帰るか? またくるよろし!
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