和牛とは、日本で在来の牛と外国種を交配して生み出された品種群である。
曖昧さ回避
概要
元々の和牛とは黒毛の在来の牛を指す言葉であった。後に肥後の赤牛なども和牛と呼ばれるようになり、現在では外国種と交配して生み出された品種群を指す言葉となった。
明治時代に政府は欧米から優れた性質の牛を輸入して、これをもって在来の牛を改良しようと考えた。ただし、政府が求めていたのは乳肉兼用種であるのに対して、牛を飼育している農家が求めているのは役用種であったために思うように進まなかった。
1912年から優れた牛を見極めて交配して増やすという組織だっての品種改良が始まった。役肉兼用種を目指しての改良は進み、次第に集団でまとまった性質が見えるようになった。1944年に黒毛和種・褐毛和種・無角和種の3品種に区分され、これを総称して和牛と呼ばれるようになった。1957年には新たに日本短角種がこれに加わり、これら4品種が和牛と呼ばれるようになった。
機械化による農耕用としての役割は減っていき、その代わりに肉用種としての改良が進んだ。
和牛の定義に該当する牛
以下のものが和牛に当てはまる牛である。
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関連項目
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