哀々チャーハン
人生には目を覆いたくなるような哀しい出来事がたくさんある。
いつまで悩んでも……悩み続けても……答えに辿り着けないことばかりだ。
どうしようもない暗闇に迷い込み、何もできない自分をただひたすら憎んでいた……
そんな時、ガチムチに出会った。
がんじがらめの思考に心は疲れ切っていて、もう感情を表すことなんてできない、そう思っていた……
でも兄貴は優しく微笑みかけてくれた……もう哀しみはここに置いていけ。そう優しく語りかけてくれた……
もう一度やり直せるかもしれない……無邪気に笑っていたあの頃に戻れるかもしれない……
いつしか心から闇がなくなっていた。気付いた頃には哀しみはどこかに消えていた。
そういえばあの頃から……ガチムチを知り始めたあの頃から素直に笑えている自分がいた。
ふと、最近思うことがある。
どこかに哀しみを溜め込むことができるものがあって、
自分はそこに哀しみを託すことができるようになったのではないか……
哀々チャーハン……
それは心の行き場を失ってしまった人たちの哀しみを一心に背負う、そんな健気なチャーハンのことかもしれない……
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