唐揚げは手抜き論争とは、料理した事のある人間と料理した事の無い人間の論争の一つである。
概要
Twitterを発端とした、料理に関する論争の一つで経緯は以下の通り
- 「ポテサラじじい」「冷凍餃子」が話題と言うことで日本テレビの「スッキリ」が特集を組む
- その中で「手ぬきと思う料理は?」と街頭インタビューをして、男性が「唐揚げ」と発言
- スタジオでも、ブーイングの嵐だが、テレビを見ていたツイッター民がツイート
- 1で冷めてないツイッター民がさらに拡散
- 現在に至る
というものであるが、その該当インタビューに応じた男性はどっかの劇団員と言うことを思いたい。
ついでに、日本人に食べ物の話をさせるなとあれほど言ったのになんで繰り返すの。
そもそも…
唐揚げを作るには…
- スーパーに出向き
- 鶏もも肉、生姜、片栗粉、醤油、酒、レモンを購入
- やや重いレジ袋を下げながら自宅へ帰り
- 手を洗い、うがいをして、荷物を整理
- 包丁を洗い、鶏もも肉を2-3cm程度に切ってボウルに入れる (大体 約20分作業)
- 生姜を洗い、おろし器ですりおろす。
- 切った鶏もも肉の入ったボウルに、生姜のすりおろした『汁』のみをいれ、醤油を大さじ2(30ml)、酒大さじ1(15ml)をはかって順次入れてさらに混ぜ合わせて50分放置sして。表面をひっくり返してさらに5分放置を2-3回程度繰り返す。 (約 30-35分作業)
- ボウルのつけ汁をボウルの底が見える程度に薄く残る程度別の容器に移す
- 片栗粉を大さじ3-4杯(90-120g)をボウルに入れ、もむ
- 手を洗い
- フライパンを用意して、油をなみなみと注ぐ、フライパンの底から約1cm程度あればいい。
- 温度が160度…温度計を持っていない場合は、菜箸の先端を突っ込んでその全体から細かい泡が上がる程度になったら準備完了 (約 5分作業)
- 片栗粉がついた鶏肉を広げつつ、油にゆっくりと投入し3-4分そのまま、後引き上げ別皿に上げる。
(約10-15分作業) - 13の行程を鶏もも肉がなくなるまで続行し上がった鶏肉は4-5分かけて休める。
おそらく、順次やってる間に最初に揚げた鶏肉は4-5分経過する。(最低 5-1パックなら45分作業) - 全部揚げ終わったら、火を少し強め油の温度を180度にアップ。(約 3分作業)
180度の目安は、菜箸の先端を突っ込んでその全体から泡が絶え間なく上がる程度になったら準備完了 - 14で休ませた「唐揚げらしきもの」を再度、ゆっくり、油に投入し、2分程度で揚げる。(約 2分作業)
- 完成。
という、全行程で1時間程度である。
料理は全般的に時間がかかる上に、鶏肉は扱いを間違うと食中毒沙汰になるので料理後は良く洗剤などでまな板等を洗わないと行けない…つまり料理以上に後始末も面倒くさい。
話を戻して…
上記の行程は、独身社会人であれば会社から帰って18時に始めたとして、料理が出来るのは19時頃であり、やや夕食に出来るかな程度であり、上げ終わった頃にご飯を炊いてないことを思い出しご飯を炊き始めると21時頃になって唐揚げが冷めており悲しくなるのが実情であり、これをを「手抜き」と表現する人間は、「料理をしたことがない人間」であり、大体全行程を知らない。
また、料理が上手くない人にとっては上記における、『油の温度を見極める』という事の重大さに、正直、逃げたいほどであり、たとえ、味付けを市販のから揚げ粉で省略したとしても、揚げ物にとって一番手を抜いてはいけない高温の油で揚げるという作業があることを忘れてはいけない(揚げる際は周囲も熱くなるうえ、油が跳ねると火傷の元になるし、不注意が元で火事も起こしかねない)。
派生する話として…
そもそもの話として、家庭料理にしても、出来合いのお惣菜にしても、外食にしても、調理する以上何かしらの人の手が入っているのが当たり前である。料理をまともにした事が無いのに、この大前提を無視するのは作ってくれる人を軽視している事になる。難癖付ける前に自分が料理を作って出すか、それが出来ないのならば最低限作ってくれる人に感謝すべきではなかろうか。
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関連項目
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