唯我成幸とは、漫画「ぼくたちは勉強ができない」の主人公である。
概要
幼い頃から物覚えも要領も悪く、人の何倍も努力しないと知識が身に付かないため苦労していた。しかし親父に先立たれ残された家族を養うために大学進学を目指し、部活も遊びもせず勉強に打ち込んだ結果、高校3年時には全教科で8割以上の成績を維持するまでに至った凡人出の秀才。ただし、運動や機械の扱いは苦手。
大学進学にかかる学費が免除される特別VIP推薦に選ばれるために学園長と面談したところ、条件として「緒方理珠、古橋文乃を志望大学に合格させる(後に武元うるかも追加)ための教育係」を命じられてしまうことになる。
当初は諦めそうになるものの、幼い頃勉強ができなかった自分と彼女達を重ね合わせ、「できない奴をわかってやれる男になれ」「『できない』気持ちがわかるのは できなかった奴だけだからな」という亡き父の言葉に後押しされて勉強を教えている。
叫び声が「キャーーーー!!」だったり、裁縫スキルを持ち合わせるなどの女子力の高さから、読者から「かわいい」と言われることもしばしば。人並みに異性への関心はあり、特におっぱいに弱いが、それまで勉強一辺倒の生活を送ってきたからか、他人からの好意に滅法鈍く、緒方理珠や武元うるかの片想いに全く気づいていない。
四人兄弟の最年長ということもあり、性格は面倒見がよく世話好きである。そのため、同級生からの信頼も厚いが、時にはヒロイン達に天才と凡人の差を見せつけられ、悔しさから内心で毒づくこともある。しかし、独自の教育方を思いついたり、友人の苦手とする箇所をノートにまとめるなど、その努力には並々ならぬものがあり、ヒロイン達も成幸の真摯に向き合ってくれる姿勢に惹かれていく。学業は凡人であれど、彼は「努力の天才」と言えるのかもしれない。
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