啓蟄(けいちつ)とは、日本における二十四節気の1つで、二月の節気である。3月5日~6日頃を指す。
概要
「啓」は“ひらく”、「蟄」は“虫が地中にこもる”という意味で、「啓蟄」は“大地が温まり、冬眠していた虫が穴から出てくる様子”を指す。春の季語でもある。
春の二十四節気の第3で、一月の中気「雨水」と、二月の中気「春分」の間に位置する。
定期法で、太陽が黄経345°の位置に達する時点。現在日本で採用されているグレゴリオ暦ではおよそ3月5日~6日ごろ(前後する場合有り)。旧暦では1月後半から2月前半を指す。
中国では、前漢王朝6代・景帝の即位に際して「啓」の字を避諱し「驚蟄(きょうちつ)」に改められた。日本では貞享2(1685)年の改暦以来「啓蟄」の名称が使われており、二十四節気の中で唯一「啓蟄」だけ、日中間で名称が異なる。
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