概要
囚人が着せられるなら全て「囚人服」と言えるのであるが、一般的には「刑務所や収容所などで、囚人が一律に着せられる服装」のことを指すことが多い。
現代の日本の刑務所において受刑者が着る服装も「囚人服」と言えなくもない。ちなみに現代の刑務所ではずっと同じ服装をさせられるわけではなく、日中の普段着のほか、パジャマや運動着、作業着など、状況に応じた服が支給される。
「囚人服」として広くイメージが共有されているのは、「縞模様の服」ではないかと思われる。これは19世紀には既に登場していたもので、アメリカ合衆国やヨーロッパで使われた。縞模様は目立つので、脱走を阻害する効果が期待される。廃止して別のデザインに変更される例もあるが、その「別のデザイン」に似た服装をしていた人が脱走囚人だと勘違いされるというケースなどが影響して、わかりやすい「縞模様の囚人服」に回帰する例もあるようだ。
囚人といえば犯罪者を連想する人が多いかもしれないが、犯罪者だけではなく、特定の民族に属するなどの理由で収容所に入れられた人々も囚人と言える。よって、そういった人々が着せられる場合もある。トラウマ映画として有名な『縞模様のパジャマの少年』も、タイトルにある「縞模様のパジャマ」とは囚人服である。
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