四乃森蒼紫単語

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シノモリアオシ
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斎。お前を殺すまで、にも殺されるなよ。

四乃森蒼紫(しのもり あおし)とは、和月伸宏漫画るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物である。

概要

15歳で隠密御庭番衆の御頭の座についた天才隠密。大政奉還の後、明治政府は四乃森蒼紫だけ要職を用意したが、部下(般若、火男、式尉、癋見)のために職を蹴ると、戦いへ身を投じるために放浪を続ける。

衣装は、『京都編』までは忍者装束の上にコートを着用していたが、『人誅編』では装束を着用している。明治16年を描いた『』ではスーツを着用している。

隠密として幼少時から鍛錬を重ねている事もあり性格も常に冷静沈着で、基本的に無口かつ無表情。表情(微笑など)を湛えたのも、全編を通しても数回しかない。だが表面上通り冷酷な人物かというとそのようなこともく、自らを守って散っていった部下達に対する言動から解るように情には熱い。
なにより、「るろうに剣心」作中でも屈の美形キャラとして、作中の女性達のみならず読者からの人気も高い。
剣心の事も当初は「御庭番衆最強の座を手にするべく、倒すべき敵(=伝説の人り)」でしかなかった。 しかし、京都編での決着を通して後述するように剣心に手を貸すようになっていく。

 

初登場時(3巻・東京編)は武田観柳に雇われた用心棒として剣心の前に現れる。そしてデコも広かった。
だが般若達共々剣心との戦いに敗れ、さらには観の裏切りで4人の部下を全員失ってしまう。

やがて「京都編」で再び登場、自らを守る為死亡した部下たちの墓の前で(最強)の2文字を添えるため、「人をゴミ同然に切り捨てるところが特に気に入った」と自らを評した志々雄真実と同盟を組み、自らを倒す覚悟を決め決闘を挑んできた翁を返り討ちにすると、志々雄アジトで剣心と再度交戦。
その最中、剣心を交えながらの説得の末に御庭番衆御頭としての誇りを取り戻し、再び敗北
そして志々雄真実との最終決戦では志々雄に倒された剣心斎藤一相楽左之助・・・ もはや勝ちがないと思った時、「いや、止めも、勝利の余韻も、まだい」と蒼紫が手負いの状態のまま割って入り、剣心復活までの時間稼ぎのため志々雄に勝負を仕掛ける。その結果、剣心達の勝利に少なからず貢献してみせた。
最終的に剣心が操と約束した通り蒼紫は剣心と共に屋へと帰るが、様々な出来事が去来した経験から屋へ戻って以降は単身、座を組み瞑想の中で自らのに進むべき生き様を模索する日々を送る。

京都編に続く「人誅編」でも引き続き操と共に登場した。死亡(実際には縁に拉致されただけだが)した後の展開において、剣心復活の死を巡る真実の解明などにおけるキーパーソンとなっている。
先の瞑想の日々を経て「御庭番衆最後の御頭として、最後を締め括るべく外法の悪党を外法のをもってさらなる闇へと葬り去る」信念に覚めた彼は精的に大きな飛躍を遂げており、そのをもって外印の部下・朱雀を倒すという活躍ぶりを見せた。(外印からは、上述の精面の成長ぶりから「志々雄アジトで見た蒼紫とは、まるで別人のように強くなっている」と評されている。)

全ての戦いが終わった後は屋の本来の業務である「料亭の」としての日々を送っており、剣心共々戦闘からは身を引いている。

北海道編」では剣心が召集をかけようとしたが、翁く「身内の不始末」による任務中で即時の召集はかなわなかった。

実写映画版では、第2作から登場し、原作版の初登場にあたる第1作の観編には登場しなかった。江戸城無血開城の際に御庭番衆の存在を秘匿し口封じする為に味方のはずであった幕府に仲間全滅させられた、ということになっており、原作漫画では特に描かれなかった「2本の小太刀」の出所も、この襲撃戦で息絶える隊士から託された一振りであるという事が明らかになっている。
志々雄とは同盟を結ばず、一匹として最強明のために剣心を執拗に狙い続ける修羅として描かれ、高荷恵との出会いも、観邸での出番がかった関係から、左之助との野試合の喧嘩の仲裁に現れた彼女と2,3言交わしただけであった。
第2作終盤で念至に瀕死の重傷を負わせ、なおも剣心を狙い続ける。
第3作では、剣心が通るを先読みし、遂に直接対決に至るも、九頭龍を受けて敗北。その後手負いの状態で煉に現れ剣心たちに加勢し、志々雄と戦っている。
第4作では演者が大麻逮捕された剣心と再会することもなく、序盤で一般市民って重傷を負った後に退場してしまった。

名前の由来は、新潟県長岡市悠久山の神社一辺をす地名「あおしのもり)」からと言われている。人物像としてのモデル新選組副長の土方歳三

担当声優・俳優

戦闘術

蒼紫の戦闘スタイル、及び使用技について記述。
太刀で相手の攻撃を防いで間合いを詰め、拳打や蹴りなどの格闘術「御庭番式拳法」で戦うことを得意とする。
当初は小太刀も一流だったが、京都編以降は先代御頭の戦闘スタイルである「小太刀二刀流」を独学で会得したことで、下記に記す二刀流へと移り変わった。
拳法としての腕前も一流で、般若拳法を教えた師匠でもあるため、般若よりも実は上。

の動き
蒼紫の得意技の1つ。緩急自在に動くことで「動」の動きに慣れた相手を自在に翻弄する。漫画アニメでは残像を発生して動いたり、複数に分身する描写で表されている。
弱点は、攻撃に移る際に「動」の動きが出てしまう事か。
最初に剣心と交戦した時は、後述の必殺技回天舞」へ移る前動作として用いられていたほか、以降の戦闘でも攻撃を回避するために使われていることが多い。
回天
上述の、流の動きから繰り出す攻撃。逆手に持った小太刀の三連撃。
蒼紫の当初の義(必殺技)で、彼にく「過去江戸城び込んできた賊を、全て始末してきた技」。
剣心の持っていたを輪切りにしてしまう程の威を持つ。
しかし剣心に対して二度を放った際、上述の弱点を突かれ破られた。
どうでもいいが、下記の「回天舞六連」共々、「回舞」と誤記される事が多い。

小太刀二刀流

京都編以降から蒼紫が使用する、小太刀二刀流からなる戦闘術。
普段は一本のの両端に二本のが納められており、一見すると一本の長にしか見えないが一旦抜き放つとその正体は二刀流であった・・・というのは、作者・和アイデアからきている。
ちなみに抜した後のについては、「戦いが終わったら落ちてるを拾いにいきます」との事らしい。何だかカッコワルイなぁ・・・と思いきや、外印との戦闘ではもちゃんと戦いの具として利用している。よかったね。
実写版では、京都大火編のベストバウトとのも高い念至との戦いの後、確かに2つのを拾っているシーンが描かれている。

陰陽交叉
二本の小太刀を直に交差させ、振り下ろす。
防御されても両腕ので押し切れる構造ゆえ、翁の持つ鋼のトンファーを切断してしまうほどの切れ味を持つ。
陰陽撥止
二本の小太刀飛び道具として発射する、飛術。前方の小太刀を、後方の小太刀で突きながら飛ばすので二本とも全く同じ軌で飛ぶ。そのため、後方の小太刀が前方の小太刀に隠れており、正面から見るとあたかも小太刀が一本しか飛来していないように見える。
二本とも避けられても、蒼紫自身が即座に間合いを詰めて拳法叩き込む事もできるので、総じて相手の隙が誘い易い。
鉤十字
太刀を、ハサミのように交差させり付ける。誤報10時ではない。
相手の頚動脈(首元)を狙って繰り出す技と思われ、剣心との戦闘では、この技で剣心の頚動脈を一重で切断するところまで追い込み、そして外印との戦闘では一重で攻撃をかわした外印の覆面を切り裂き、素顔を露にさせたほど。
回天舞六連
上述の、回天舞が二刀流バージョンとして昇された、蒼紫の新たな義。
二刀流から瞬速の六連叩き込む必殺技。最初の一撃が左右どちらから入るか見切られにくいという強みがある。威もまた義として申し分く、大木を切り倒してみせたほか翁との戦闘で最初に披露した際は翁を「いつ死んでもおかしくないほどの重傷」へと追い込んだ。(後者については、「蒼紫が意識に手加減していたお陰で生き延びられた」と評されているため、対人ならば確実に死亡、ないし戦闘不能へと追い込めるだろう。)
もっとも翁戦以降はというと、技そのものが不発に終わったり(VS剣心VS志々雄)、朱雀との戦闘では技の動き自体をコピーされた結果全く同じ技でうち返されるなど、どこか不遇な感が漂う。
実写版でも翁との戦いで映像化され、彼に瀕死の重傷を負わせ、次作で息絶える直接的な要因となった。

髪型について

初登場時点では前がほとんどなく額が丸出しであったが、短期間のうちに前のボリュームが増加し、にかかるくらいの長さとなっている。単行本の原作者のコメントによるとコミックス収録の際に修正も考えたが、『これはこれで笑えるので』そのままにしたとのことである。

明治16年剣心たちの元を訪れた際は、髪型自体は変化していないものの後ろが伸びており、伸びた後ろを一本に束ねている。

ニコニコでは

フタエノキワミから。おもな空耳ネタ

など。

2023年版アニメについて

2023年アニメ第1期本編では原作に準拠して第1クールのみの出番となったが、第2クールに入るとWeb予告で活躍・・・するのだが、

といった盛大なキャラ崩壊をさせられている。このWeb予告では剣心といった他のキャラクターキャラ崩壊をしているが、クールシリアスキャラクターである蒼紫のインパクトは絶大なものがあった。特に「マイネーム・イズ・アオシ シノモリ」と英会話を始めたときに腹筋崩壊した視聴者も多いとか。ちなみにこの予告は、本編の内容にまるで触れていない。

余談だが、2023年アニメで蒼紫を演じた内田雄馬は、同じクールで放送されたMFゴーストでも英会話の多い主人公を演じている(イギリス出身のハーフ)。

Web予告はこちらのリンクから視聴できる。

関連動画

ニコニコRPGでもボスキャラとして登場。四VSマリオ闘が見られます。

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四乃森蒼紫

121 ななしのよっしん
2023/09/05(火) 22:09:53 ID: eKnnzBpb1O
般若はとにかく蒼紫の役に立つことが至上の喜びみたいな感じだから
自分で薄々感づきつつも素性を調べさせたのはその辺も考慮に入れて怪しててもできそうな仕事を与えるつもりもあったのかなとか考えてる

というか般若って蒼紫より少しだけ年若かったんだな、意外
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122 ななしのよっしん
2023/09/06(水) 16:10:20 ID: 8kaNoUVqqP
江戸時代御庭番衆の規模がどのくらいだったか知らんけど、大組織の長には致命的に向いてないように思う。
部下のことを思いやり、義理人情で判断するのは中間管理職の役で、大組織の長は冷な判断が必要、蒼紫にはできそうにない。
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123 ななしのよっしん
2023/09/06(水) 16:14:50 ID: 8kaNoUVqqP
周囲への思いやりは薄いけど、冷に判断でき、時にはプライドをも捨てる胆さと心のでの信念を合わせ持った観
器用な生き方や割り切った判断はできないけど、よりも仲間思いで部下の為なら命も投げ打てる蒼紫
トップで、蒼紫が現場のリーダーって、意外と相性がいいんじゃないかと思う。
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124 ななしのよっしん
2023/09/15(金) 01:54:19 ID: ql3PBNKJ9b
般若旧アニ当時はぬーべーやってた置さんなんだな… 蒼紫京都輪廻醒やりまくってたおかげで慣れたけどやっぱ違和感あったから今ののほうがあってるな… いや昔のも好きだけどさ
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125 ななしのよっしん
2023/09/22(金) 09:47:41 ID: bqjUX3hnnM
忍者でお染みの分身の術舞で再現するセンス
蒼紫以降なんか格闘技剣術を複合させた増えた気もするわ
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126 ななしのよっしん
2023/09/25(月) 13:16:14 ID: eKnnzBpb1O
回天舞ってああいう動きだったのか…正直原作見てるだけだとよくわかんないんだよねあの技
右の逆手持ちから一で左の順手持ちに切り替える描写好き
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127 ななしのよっしん
2023/09/25(月) 16:33:14 ID: IjL1JFKQjE
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128 ななしのよっしん
2023/09/25(月) 23:54:20 ID: hb17Ykk7DY
蒼紫って自称防御がすごく高い人だけど牙突は受けきれるのかな?
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129 ななしのよっしん
2023/09/26(火) 18:09:54 ID: IjL1JFKQjE
受けれる気もするし受けれない気もする
るろうに剣心戦闘作者の気分次第な気もするし
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130 ななしのよっしん
2023/10/28(土) 14:33:29 ID: kRp8L6rGJ1
"最強"への執着を捨ててからの蒼紫は本当にかっこいい
操が様付けするのも頷けるくらいに
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