四十住さくら(よそずみ-)とは、日本のスケートボード選手である。
概要
2002年3月15日生まれ、和歌山県岩出市出身、T159。ベンヌ所属。
小学6年生のときに、兄から譲ってもらったスケートボードで滑り始めたのをきっかけに、同競技の世界に足を踏み入れる。
家の庭に練習場を作ってもらい、さらに車で片道1時間半かかる大阪や神戸の本格的な練習場に通うなど、苦労を重ねた。近隣の酒造会社の協力により、2020年以降は専用の練習場を得ている(後述)。
スケートボード、パーク競技での国際大会で頭角を現すようになり、2018年には、エックスゲームズミネアポリス大会で銅メダルを獲得。アジア競技大会ジャカルタで金メダルを獲得した。さらに同年に開かれた、パークスケートボーディング世界選手権の第1回大会(南京)で金メダルを獲得、初代女王となった。翌年のサンパウロ大会でも銀メダルとなる。
2021年にはアメリカのアイオワ州で開催されたスケートボード国際大会、デュー・ツアー2021で優勝。これらの戦績によって、スケートボードを新たな正式種目に加えた東京オリンピック2020に代表として選ばれることになった。
その東京オリンピックでは、19歳にして世界ランキング2位で出場。決勝で超難易度の「540(ファイブフォーティー)[1]」という大技を2回連続で成功させ、見事金メダルを獲得。ストリートの西矢椛に続いて、日本人がスケートボードでのオリンピック初代女王に輝くことになった。
さくらパーク
上述のとおり、和歌山県内には大きなスケートボードのパーク練習施設が無く、充実した練習メニューを得るためには親の自動車で長時間の移動を強いられるという状況にあった。
そこで、彼女の自宅から車で5分の位置にある酒造会社が協力し、空いていた精米用倉庫を無償で貸し出してくれることになった。ここにお椀型のパーク競技練習施設を作り「さくらパーク」と名付けて24時間いつでも練習できることになった。なお、少なくとも東京オリンピックの次のパリオリンピックまでは同パークは貸し出しされる約束のようである。
ところで、四十住には個人スポンサーとしてレッドブルがついており、同社のロゴ入りキャップを被っている他、「さくらパーク」の施設にも同社のロゴが大書されている。
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関連項目
脚注
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