四魔貴族バトルとは、SFC「ロマンシング サ・ガ3」の該当の敵キャラと戦うときの曲である。バトルが評判の伊藤氏の作品の中でも際立って人気の高い曲である。
本項では「1、2」共に記述する。
概要を流せ…
四魔貴族バトル1
それまで西洋のイメージが強かった本シリーズのイメージを、文字通り破壊するハイテンションでノリのいい曲である。
なんでも、元凶バトルプログラマーの小泉氏から「YO!たまにははっちゃけた曲書いちゃいなYO!」と勧められて書いたらしい。ちょうどこの頃X-JAPANにハマってたのもあってか、その影響が色濃く残る作品となった。イトケンといえば?と聞かれればこの曲を挙げる人も多いだろう。特にビューネイと戦う際のグゥエイン共闘のシーンは、この曲でなければ成り立たないほどの臨場感がある。
四魔貴族バトル2
1の作曲後、河津氏から「魔貴族の本体戦もよろしく」と注文されたので、次いで書き進めた。だが…2週間経ってもイントロしか書けてなく、河津氏から「マダーー?」と催促されたとかされてないとか…。
このバトル2の最大の特徴はイントロの長さ(約一分)である。近年だとイントロが長い曲もそこまで珍しくないかもしれないが、当時のハードスペックを考えると革新的な力の入れようだったと言える。元々SFCの8音源での作曲が難しい(逆にPSのサガフロはし易かったらしい)と語っていたが、その中でもこの曲は特に大変だっただろう。
そんな作曲が大変だった経緯もあってか、伊藤氏はサガシリーズの音楽のインタビューではよくこの曲の名前を挙げる。その理由として、マンネリした曲作りから脱却しそれまで使ったことの無いエレキギターを曲に使った、 上記の通りイントロの作曲にとても長い時間を掛けた、などのエピソードを語っている。
またイントロの長さが話題になりやすいがこの曲の最大の聴きどころは本メロから始まる転調ロックである。とにかくハイスピードに苛烈に展開する曲調は非常に激しく、高いテンションのまま最後まで駆け抜けるため、イントロが長いのも特に気にならない(寧ろプラス要素)だろう。

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哀れな関連項目ども…
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