図書室とは、学校や官庁などの施設において、図書を収集して閲覧させることを目的として作られた部屋である。
図書館と図書室
図書室という施設に関して、厳密な定義はない。仮にある施設の一室のみであっても図書館を名乗ることは可能であり、逆に一棟をまるまる占拠していても図書室と名乗ることも一応できる。実際、図書館であっても他の施設を併設している場合は多い。
以下、図書館法第二条および同条第二項の記述である。
以上のように、法律の上でも「図書館」という定義に対して、施設の形状は規定されていない。
また、第二十九条では以下のように記述されている。
さらに、この図書館と同種の施設の名称に関しての規制はない。よって、例えば個人が勝手に私設した文庫であって、仮に固有の建物や司書資格を有する職員がいなかったとしても、「図書館法で定める図書館」にこそ当てはまらないものの、「図書館」と名乗ってよい。逆に、条件を満たしていても「図書館」と名乗らなくてもよい。
学校の図書室
一般的には図書室というと学校の中にある一室を思い浮かべる方が多いであろう。
こちらは厳密には「学校図書館」という。
学校図書館法において、小学校・中学校・高等学校には学校図書館を設置し、さらに司書教諭を置かなければならないと義務付けられている。
なお、学校図書館はその目的を達成するのに支障の無い限度において、一般公衆に利用させることもできる。我々も図書室で静かに読書している大人しい女の子と出会うチャンスがあるんだ!
学校の図書室は、どこの学校にも必ず存在する設備でありつつ、授業を受ける教室やグラウンドとは異なる、校内で少々異質な場所でもある。休み時間や放課後の時間を、図書室での読書や勉強、調べものや雑談などで過ごしている、あるいは過ごした人は数多い。
フィクションにおいても学校を舞台とした作品で登場することが多い。純粋に知識を深める場であることもあるが、読書好きな生徒が好む場所であり、とりわけ静かで見通しも利かない場所であるために、淡い青春の恋物語の舞台となることも多い。
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