図書館戦争とは、メディアワークス刊による有川浩の小説、およびそのアニメ・漫画・実写映画化作品である。
概要
時は2019年、メディア良化法が施行され、超法規的な良化委員会とその先兵たる良化特務機関により、言論弾圧および言論統制が日常化した世界が舞台。 その状況下で、唯一の対抗勢力となったのが図書館である。 図書館は武装化され、良化委員会との熾烈な戦いが始まった。
第39回星雲賞日本長編作品部門受賞。2007年の「本屋大賞」では第5位にランクインしている。2011年には文庫版が角川文庫から発売された。
アニメはProduction I.G制作で2008年4月からフジテレビのノイタミナ枠などで放送された。また「図書館戦争 革命のつばさ」のタイトルで映画化され、2012年6月16日より全国で公開された。
漫画は「LaLa」(白泉社)にて「図書館戦争 LOVE & WAR」が連載中である。「月刊コミック電撃大王」(メディアワークス)でも「図書館戦争 SPITFIRE!」が連載されていたが、こちらは長期休載の末に中断が発表されている。
2012年、佐藤信介監督のもと実写映画化が行われることが発表され、2013年4月27日に公開された。2015年10月には実写映画第二弾「図書館戦争 THE LAST MISSION」が公開された。また、映画第2弾に先駆けて映画版と同キャストでテレビスペシャルドラマ「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」も放送された。
登場人物
- 笠原 郁(かさはら いく) - CV:井上麻里奈 演:榮倉奈々
- 『熱血バカ』。図書特殊部隊・堂上班所属。
- 直情径行で、考えるより先に行動する。そのため、堂上からは「アホか貴様!」とよく怒鳴られている。高校生の頃に自分を救ってくれた図書隊員に憧れて図書隊に入隊した。座学はからっきしだが、持ち前の身体能力の高さを買われ、女性隊員としては初めて図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)に配属される。
- 自分を助けてくれた図書隊員のことを「王子様」と思っており、意外に乙女チックな面もある。
- 胸はないが美脚。
- 堂上 篤(どうじょう あつし) - CV:前野智昭 演:岡田准一
- 『怒れるチビ』。図書特殊部隊・堂上班班長。
- 郁や手塚を指導する上官。実直で責任感の強い性格で、新人に対しては厳しくしかりつける「鬼教官」。
- 小牧 幹久(こまき みきひさ) - CV:石田彰 演:田中圭
- 『笑う正論』。図書特殊部隊・堂上班副班長。
- 物腰柔らかで冷静沈着。ツボに入るとこらえきれなくなるほど笑い上戸。物事に対して常に正論を貫いている。
- 手塚 光(てづか ひかる) - CV:鈴木達央 演:福士蒼汰
- 『頑な少年』。図書特殊部隊・堂上班所属。
- 座学、身体能力共に申し分のなく、郁と同じく図書特殊部隊に配属された。当初は郁に対して不満を持っていたが、しだいに認めるようになる。見た目はいいので女性隊員からの人気は高い。
- 柴崎 麻子(しばさき あさこ) - CV:沢城みゆき 演:栗山千明
- 『情報屋』。武蔵野第一図書館・図書館業務部館員。
- 黒髪ロングの美人で、図書隊から人気が高い。情報収集が得意で、仕入れてきた情報を郁や堂上たちに提供することも多い。
- 玄田 竜助(げんだ りゅうすけ) - CV:鈴森勘司
- 『喧嘩屋中年』。図書特殊部隊隊長。
- 豪快で、身体も非常に頑丈。怒ったときは堂上をもしのぐ怖さがある。無茶な計画を立てては堂上に注意されるが本人は全く意に介していない様子。
実写映画版での変更点
稲嶺基地司令は『日野の悪夢』で亡くなったと設定が変更され、原作での稲嶺の役割は仁科という映画オリジナルキャラクターに差し替えられている。稲嶺は故人として児玉清が写真でのみ登場している。
これは原作者の有川浩が稲嶺のモデルである児玉清の逝去に伴い、稲嶺を映画に出さないでほしいという要望を出したからである。
関連動画
公式配信
一挙放送
関連チャンネル
関連項目
外部リンク
フジテレビ「ノイタミナ」 | ||
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