国の借金とは、日本の財務省およびメディアが日本国民に行財政の状況を説明する時に多用するニュース用語である。
概要
財務省やメディア、例えばNHKなどによると「いわゆる国債の発行残高など」を指すという。
しかし、杏林大学総合政策学部の西孝によると、国語表現の問題で、これでは「日本政府が負っている諸外国からの借金」となる。まるでかつての日露戦争時の戦費調達のようなもの(参考までにすでに返済済み)と誤解させるレトリックという。
正しい表現は「政府債務(政府の負債)」という。債権(証書)で対応するため、借金と当てるのも不適当とする場合もある。
国会質疑
2023年1月23日参議院本会議で大島九州男(れいわ新選組)が岸田文雄(自由民主党、内閣総理大臣)に対し、国の借金は誤った言い方ではないかと質問し、政府の負債であり国民の借金ではないと答弁された。また、国民が税金等によって将来返済していくものとした。
関連項目
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