国境の南、太陽の西(こっきょうのみなみ、たいようのにし)とは、村上春樹による長編小説である。
概要
村上春樹による7作目の長編小説。1992年に講談社から発売。
タイトルに含まれる『国境の南』は、作中ではナット・キング・コールが歌うアメリカのポピュラー・ソングとして登場する。
あらすじ
「僕」は子供の頃、典型的な大都市郊外の中産階級的住宅地に住んでいた。大抵の家には複数の子供がおり、一人っ子だった「僕」は「自分には何かが欠けている」と常々感じていた。
「僕」の通っていた小学校で唯一同じ一人っ子だったのが島本さんだった。「僕」は島本さんと仲良くなり、よく家に行って島本さんの父親のレコード・コレクションを聴いた。
中学生になった「僕」は、島本さんと疎遠になる。新たにイズミというガールフレンドを作るも、自らが原因で別れることになる。
大人になった「僕」は結婚し、「ジャズを流す上品なバー」を開く。幸せな日々を送っていた「僕」だが、ある日、バーにかつて好きだった島本さんが現れる。
関連項目
- 村上春樹
- 小説
- 前作(長編)→ダンス・ダンス・ダンス
- 次作(長編)→ねじまき鳥クロニクル
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 風の歌を聴け
- 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
- 海辺のカフカ
- ねじまき鳥クロニクル
- ノルウェイの森
- 1973年のピンボール
- 羊をめぐる冒険
- 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
- ダンス・ダンス・ダンス(小説)
- スプートニクの恋人
- アフターダーク(小説)
- 1Q84
- 騎士団長殺し
- 街とその不確かな壁
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