国道14号とは、東京都中央区日本橋から千葉市中央区までを結ぶ一般国道である。総延長約39.7km。
概要
一般国道 | |
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国道14号 | |
基本情報 | |
総距離 | 39.7km |
起点 | 東京都中央区 |
終点 | 千葉県千葉市中央区 |
経由都市 | |
東京都 | 中央区、墨田区、江東区、江戸川区 |
千葉県 | 市川市、船橋市、習志野市、千葉市 |
交差する国道・高速道路 | |
道路テンプレート |
一之江橋からの自動車専用道路区間は東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)が、千葉街道の幕張ICまでの区間のうち都内は東京都(東京都第五建設事務所)が、千葉県側は千葉県(県土整備部 葛南地域整備センター・千葉地域整備センター)がそれぞれ管轄となっている。
国道指定の歴史は古く、1885年の当時の内務省告示第6号「國道表」で東京と千葉県を結ぶ路線として国道13号の指定を受けたのが起源であり、1920年の旧道路法で当路線は国道9号に変更される。
その後戦後の1952年施行の新道路法により一級国道14号となり、1965年の改正道路法で一般国道14号となり現在に至るが、これらは江戸時代から房総往還を起源とした千葉街道に由来するものであり、拡大する交通量を賄うべく建設されたのが京葉道路である。
京葉道路は都内では靖国通りから接続する形で一般道路の道路名称となっているが、江戸川区の一之江橋から千葉県にかけては自動車専用道路となり有料区間となる(一部区間で無料区間もある)。
この区間は1960年に江戸川区一之江橋~船橋ICが開通したのが最初だが、これは1963年に尼崎IC~栗東ICが開通した名神高速道路より古く、自動車専用道路を含めた高速道路としては京葉道路の方が日本で最初に開通したこととなる。
一方の千葉街道は江戸川区の東小松川交差点から京葉道路より分かれる形となって区内を北東方向に横断して蔵前橋通りと接し、直後に市川橋を渡って千葉県市川市に入る。市川市の新田5丁目交差点から対面通行区間に入り、船橋市にかけて渋滞が日常的に起きている区間に入る。特に「本八幡駅前」「市川インター入口」「中山競馬場入口」「湊町2丁目」の各交差点は交通情報でも聞く渋滞の名所である。
渋滞の要因としては、単純に交通量が多い割に片側1車線しかないこと、右折専用レーンが設置されていない場所があることなどが挙げられる。また、特に市川市内においては、国道14号を貫いて南北に1直線に通過する幹線道路が極端に少ないため、南北移動の際には一旦国道14号に入らざるを得ない状況も交通集中の要因となっている。北にほぼ平行に走る京成本線が平面交差による踏切というのも、国道14号まで渋滞を広げている要因にもなっている。
京葉道路の幕張ICを過ぎると片側2車線の幹線道路になり、千葉市の登戸交差点まで続く。登戸交差点から広小路交差点までは千葉市中央区の繁華街の中を進む。途中250m程の一方通行区間が設けられていたが、2014年に区間が変更され、一方通行だった区間は市道に降格した。
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関連項目
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