国道17号は、東京都中央区から新潟県新潟市へ至る一般国道。ルートは日本橋から高崎市にかけては中山道をたどり、群馬県・新潟県県境の地域からは三国街道をほぼ踏襲している。全長341.5キロメートル。
概要
一般国道 | |
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国道17号 | |
基本情報 | |
総距離 | 341.5km |
起点 | 東京都中央区 |
終点 | 新潟県新潟市中央 |
経由都市 | |
東京都 | 千代田区、文京区、豊島区、北区、板橋区 |
埼玉県 | さいたま市、上尾市、桶川氏、北本市、鴻巣市、熊谷市、深谷市、本庄市 |
群馬県 | 高崎市、前橋市、渋川市、沼田市、みなかみ町 |
新潟県 | 湯沢町、南魚沼市、小千谷市、長岡市、三条市 |
道路テンプレート |
- 起点:東京都中央区(日本橋 = 国道1号・国道4号・国道6号・国道14号・国道15号・国道20号起点)
- 終点:新潟県新潟市中央区(本町交差点 = 国道7号・国道8号・国道113号・国道289号・国道350号起点、国道116号・国道402号終点)
関越自動車道と全線に渡り併走する。と思いきや、埼玉県内では関越自動車道は国道254号に沿って走る。そのため、埼玉県内の国道17号は非常に混雑する。
東京都から高崎市まではJR高崎線、高崎市から長岡市まではJR上越線とほぼ併走する。
東京都
日本橋が起点。東京都内は旧中山道のルートを忠実に再現しており、複雑なルートを辿っている。秋葉原の万世橋は国道17号である。だがあまり意識されていない。
埼玉県
戸田橋を渡り終わると片側1車線に減少する。新大宮バイパス、上尾道路(一部区間)、熊谷バイパス、深谷バイパス、上武道路と埼玉県内はバイパスが多いが、本線は相変わらず混雑している。
埼玉県鴻巣市から群馬県渋川市までを短絡する地域高規格道路「熊谷渋川連絡道路」が計画されている(「上武道路」の一部を除き開通済)。また、さいたま市中央区と鴻巣市までの区間は「上尾道路」が計画されており、2010年3月に宮前ICから上尾市の県道、桶川市の県道から桶川北本ICまでの区間が暫定2車線で開通。2015年10月にその区間が4車線となった。
「新大宮上尾道路」と「熊谷渋川連絡道路」は、一般部の他に自動車専用道路を設ける計画がある。既開通区間である「熊谷バイパス」や「深谷バイパス」の一部区間で、上り車線と下り車線がかなり離れている区間があるが、これは後に自動車専用道路を造るための用地である。「熊谷バイパス」の一部では、混雑解消のために自動車専用道路部分が開通している。
「新大宮上尾道路」の自動車専用道路は首都高速埼玉大宮線を延長する形で計画されており、仮に両バイパスの自動車専用道路が開通すれば、東京から渋川市の関越自動車道渋川伊香保ICまで直通する自動車専用道路が開通することになる。これにより、関越自動車道と東北自動車道に挟まれた高速道路空白地帯が解消される。
群馬県
埼玉県と群馬県の県境にある神流川橋を渡り終えると片側2車線になる。
群馬・新潟県境の三国峠は、日本で初めてクロソイド曲線が採用された道路である。群馬県側では、その曲線がいやというほど味わえる。
新潟県
新潟県内は苗場・湯沢など日本有数のスキー街を通る。そのため、冬期は雪深いにも関わらず一定の交通量がある。なお、冬期はチェーン規制が敷かれるので注意が必要である。
新潟県長岡市の川崎ICから終点の新潟市までの区間は国道8号線と重複しており、国道17号線の案内は途絶える。そのため、地元民でも国道17号線は長岡市までと思っている人が多数いる。
国道8号線と合流する川崎ICをすぎるといつの間にか国道番号が変わる。慣れないと川崎ICで降りずそのまま行き過ぎてしまうので注意が必要である。
バイパス
関連動画
関連項目
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E5%9B%BD%E9%81%9317%E5%8F%B7