国道300号とは、山梨県富士吉田市から富士河口湖町を経由し身延町へと至る一般国道。
ただし東半分は国道139号と重複しており、一般的には西半分の単独区間を指す事が殆どである。
本栖湖の北岸に沿って走る事から、地元では「本栖みち」の愛称で呼ばれている。
概要
300というキリのいい数字ではあるが、国道としては全国的には無論、山梨県でも存在感は薄い。
車好きや道路ファンの間では隣の番号こと国道299号の方が知名度は圧倒的に上であろう。
沿線の人口が非常に少ない事もあるが、本栖湖と下部温泉や身延山を結ぶ観光ルートではあるものの
およそ700mもの標高差を山に貼り付くように走る急峻なルートであるため
単純に利用者が少ない事が大きな理由であると思われる。
最近では身延町下部地区の線形改良が進められ、以前よりは走りやすくなった。
…だったら国道358号の方がよっぽど優先してテコ入れすべきじゃないのか山梨県?
沿線概況
- 本栖交差点で139号と別れ、湖の北岸を沿うように西に進み、身延町に入ると
紙幣に印刷された逆さ富士の撮影地点付近を通過しながら中之倉トンネルに入る。
なお、本栖湖の南側を周遊する県道もあるが、あまり整備されていない険道なので通行はオススメしない。 - トンネルを抜けると一気に険しいダウンヒルが始まる。
一応2車線は確保されており路面整備もされているので酷道という程ではないが
転落したら即死確定な上、緊急避難所も無いので走行には充分に注意。 - 釜額民宿村や古関集落まで下ってくると無駄に線形改良された区間が始まる。
途中に休憩ポイントとして「道の駅しもべ」があるが、営業時間が短く(特に食事はランチタイムのみ&週休2日)、
利用者も非常に少ない寂しい道の駅である。良く言えば穴場…かな? - 北側から山梨県道9号と合流すると常葉集落に入り、しばし身延線と並走する。
(余談だが、実は山梨県内で国道と線路の交点が踏切なのはここで交差する1ヶ所のみで、
他は全て立体化済み…と言えば、この道の交通量の少なさが分かるかもしれない) - 最後は下部温泉への入口を通り、波高島集落をトンネルでかわし、県道9号と別れると
富士川を渡り、下山集落の上沢交差点で国道52号に到達して終了となる。
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関連項目
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E5%9B%BD%E9%81%93300%E5%8F%B7
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