国際連合教育科学文化機関とは、主に世界遺産を決めている所である。
概要
国際連合教育科学文化機関(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)は英語表記の頭文字を取って「UNESCO(ユネスコ)」と呼ばれ、「諸国民の教育、科学、文化の協力と交流を通じて、国際平和と人類の福祉の促進」を目的とする国際連合の専門機関。活動開始から70年以上にわたり、支援活動を行っている。
主な活動としては、世界遺産の認定・保護や、持続可能な技術の開発、教育の支援などが挙げられる。これらの活動はそれぞれ、ユネスコ文化局、ユネスコ科学局、ユネスコ教育局が請け負って担当している。子供と教師との関係改善や、各地の識字率向上にも取り組んでいるらしく、ユネスコスクールという施設が現在(2017年)150以上設けられている模様。
現在は2014年4月現在で195か国が加盟している。なお、2018年12月31日付でアメリカ合衆国がユネスコを脱退することを発表した。ちなみに、アメリカが脱退するのは1984年以来2回目である。
略歴
1946年11月4日に設立。同年11月19日に第1回総会が開かれる。
日本がUNESCOに加盟したのは1951年7月2日。これはまだ日本が国際連合に加盟する前のことであり、日本の戦後初めての国際社会復帰の場となった。
1972年には第17回総会で「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約」が満場一致で成立。翌年アメリカ合衆国がこれに批准・締結。1975年には20か国が締結したことにより、正式に発効された。1978年には第2回世界遺産委員会が開催され、イエローストーン国立公園、ガラパゴス諸島、クラクフ歴史地区、アーヘン大聖堂、キト市街、ラリベラの岩窟教会群、シミエン国立公園、ヴィエリチカ岩塩坑、ナハニ国立公園、ゴレ島、メサ・ヴェルデ、ランス・オ・メドー国定史跡の12個が第1弾として登録された。
日本での世界遺産第1号は、1993年に法隆寺地域の仏教建造物と姫路城が文化遺産として、白神山地と屋久島が自然遺産として4件登録された。
関連動画
関連項目
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