園咲琉兵衛とは、特撮ドラマ『仮面ライダーW』の登場人物。
テラー・ドーパントに変身する園咲家のトップである。
演:寺田農
おや…?この概要は…誰が書いたのかな?
風都博物館の館長であり、一見物静かな老人。
しかしその実態は、自分の目的やミュージアムの繁栄の為ならば自分の子供や妻までも利用する冷酷な人物である。
また作中ではペットのミックを連れており、ミュージアムへの敵対者や裏切り者にはスミロドン・ドーパントと化したミックを差し向け確実に始末させる。
直接対決することになったのは終盤。
翔太郎には最初に博物館で会った時点で恐怖を植え付けていたが、この恐怖感をテラーフィールドで増大させて恐怖で再起不能にしてしまった。さらには照井をテラードラゴンで痛めつけ、フィリップを生贄にガイアインパクトを起こそうとする。
しかし恐怖に打ち勝ったダブルとアクセルの共同戦線に敗れ、最期は燃え盛る屋敷の中で、家族の思い出と共にダンスを踊りながら屋敷と運命を共にした。
序盤から登場し、恐らくWのラスボスなのだろうと誰もが思っていたが………
冷酷非情な彼だが、本来は家族を愛しており、来人の死後、家族を再び失う恐怖や目的のために非情さを貫く自分への恐怖を抱え続けていた。
再登場した際には元の優しい父親に戻り、ガイアスペースで園咲家の家族とともにフィリップを見送った。
テラー・ドーパント
彼が劇中で変身する上級ドーパント。マントのついた巨大な仮面「テラークラウン」を頭部につけた、古代文明の王を彷彿させる姿をしている。姿自体は序盤から登場していたが、直接戦うのは終盤になってから。
精神干渉空間・テラーフィールドというゲル状の空間を展開する技を使い、精神攻撃に耐性を持たない者は戦意を喪失、やがては恐怖で発狂してしまう。作中ではこの攻撃によって翔太郎を巨大な恐怖で支配し、二度と琉兵衛に歯向かえないまでに戦意喪失させた。
本体の直接的な戦闘力はそれほど高くないが(それでもダブルがエクストリームに変身しないと太刀打ちできない程には強い)、照井竜のように精神系攻撃が通用しない相手への攻撃手段として頭部の仮面を巨大な龍・テラードラゴンに変身させ頭部から切り離し、強烈な攻撃を放つ事ができる。テラードラゴンの巨大な顎で全身を何度も噛み砕かれたアクセルは甚大なダメージを負い、入院を余儀なくされた。
ちなみにテラードラゴン召喚後は、テラーの頭部の板のようなパーツは模様のない黒い状態になっている。
精神攻撃を克服できてもなお全く隙が無い、まさに「恐怖の帝王」である。
琉兵衛自身が老齢という事もありテラードラゴンを自身から引き離されると弱いのがテラーの弱点といえるため、最終決戦ではアクセルにテラードラゴンを引き離された状態でW渾身のダブルエクストリームを受けメモリブレイクされた。テラードラゴンもアクセルの攻撃で頭部を砕かれ、そのまま屋敷へと墜落、屋敷もろとも爆散した。
シュラウドは「恐怖による攻撃が効かない」フィリップと照井竜を、テラー・ドーパントを倒せる可能性のある者として彼らに協力していた。また井坂深紅郎はテラー・ドーパントへの対抗策として、ケツァルコアトルスメモリの力を得る事で天候も制空権も支配して、テラーをドラゴンもろとも倒そうとしていたようだ(仮面ライダーアクセルに敗れて計画は潰えたが)。
余談
- ニコニコ動画での彼の呼び名は、某ラピュタ王に似ていることからそれにちなんだ呼び方となっている。
- 琉兵衛を演じた寺田農氏は『W』放送の5年後の映画作品『鎧武外伝 仮面ライダー斬月』にて呉島天樹役でも出演し、厳格な父親を演じている。両者ともに「大いなる目的のために、他人や家族すら平然と犠牲にする冷酷な父親」という奇妙な共通項がある。呉島貴虎と光実は園咲家の異母兄弟だった?
- また寺田氏は東海大学でも教授を務めており、インテリジェンスな役作りには独特の重厚さがある。他にもサッカーにも博識で、『W』が放映された2010年はちょうどワールドカップの時期でもあり、撮影の合間にはスタッフとサッカー談義も繰り広げてくれたという。
関連動画も追加してくれるとは…気が利くね。
この関連商品は…進化の光だ。
見てわからんかね?コミュニティの誘いだよ
関連項目…エクストリィイイイイイムッ!!
- 仮面ライダーW
- シュラウド/園咲文音(妻)
- 園咲冴子(長女)
- 園咲若菜(次女)
- フィリップ/園咲来人(長男)
- ミック(ペット)
- 園咲霧彦(元義息子)
- 井坂深紅郎(食客。琉兵衛の持つテラーメモリに心を魅せられ、狙う)
- 加頭順(ミュージアムのスポンサー)
- 平成ライダーの登場人物一覧
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