概要
土地の有効活用ができる他、地下空間は地上と比べ温湿度が低い事から、様々な国でその特長を生かした利用法が存在する。
各国の地下室
ヨーロッパ
食料の保存を目的とした地下室として「セラー(cellar)」と呼ばれるものがあり、代表的なものとしてデリケートなアルコール飲料であるワインを保管するための貯蔵庫「ワインセラー(wine cellar)」がある。
現代ではその環境を再現できる家電製品も「ワインセラー」と呼ばれる。
また、キリスト教文化における地下室として地下聖堂の「クリプト(crypt)」や、地下共同墓地の「カタコンベ(catacombe)」などがある。
アメリカ
広大な領土と多様な気候を持つアメリカでは、様々な目的で地下室が作られる。
最も多いのはハリケーンからの避難シェルターとしての役割を果たす「ストームセラー(storm cellar)」と呼ばれるもので、他にも大陸性気候(季節による寒暖差が激しい)によって地面の状態が変動する事による建物の移動を防ぐための基礎補強として作られる事もある。
アニメ『トムとジェリー』では、ジェリーの策略にかかったトムが地下室に転落していくパターンが定番の一つとなっており、ハンナ=バーベラ期とチャック・ジョーンズ期の双方で描写されている。
日本
ヨーロッパのセラーに相当する構造物として「穴蔵(あなぐら)」があり、簡単に造れて火事にも強い事から商人や庶民の間で15世紀頃から使われていた。
日本の城を構成するものの一つとしても用いられており、京都伏見の淀城跡には当時の穴蔵式天守台跡がある。
西洋の建築様式や銀行制度・火災保険が充実していった明治時代以降は廃れていった。
「親の顔より見た地下室」
合成音声読み上げソフト及びそのキャラクターによる一連の劇場系動画『ソフトウェアトーク劇場』の一部作品においては、独占欲を昂らせた(ヤンデレ化した)ヒロインが主人公を閉じ込めるために使用される地下室がある。
このシチュエーションにおける主人公は鈍感である事が多く、知らず知らずのうちに地下室に連れ込まれてはヒロインにありったけの愛をぶつけられ「ハッピーエンド」を迎える事がほとんどである。
こうした登場頻度の高さから、ヤンデレ系劇場動画における地下室は「親の顔より見た地下室」と通称されるようになり、略称として「親の地下室」、さらに略され「親地下」とも呼ばれるに至る。地下室の登場時には「実家」「帰省」「リスポーン地点」といったコメントが並ぶ。
数多くのケースにおいて本項の「みんちり氏が制作された地下の背景イラスト」が用いられるが、打放しコンクリート構造の地下室である事もある。
親地下あるある
- ウェルカムドリンクはアイスティー。まずいですよ!
- BGM:呪われたピアノ
- 目が覚めたら手錠をかけられていた
- 「あの部屋」や「新しい部屋」に誘われたら大抵ここ
- 物理的どころか空間変異でシームレスに連れて来られる
- 開幕地下室
- 施工不良のため騒音や浸水に見舞われる
余談
日本の「建築基準法」では地下室を居室として利用する場合について第二十九条で触れられており、「防湿の措置や衛生面が政令で定めた技術的な基準をクリアしている必要がある(要約)」と表記されている。対応法としては、採光や非常時の避難経路として地下室の横に「ドライエリア」を設ける、といったものがある。
よって実際に恋人を地下室に「招待」する際は、人を住まわせて問題ない環境であるかを予め確認しておく事が、恋人を「保護」するためにも大切であると言えよう。
ただし経緯については本記事では一切触れない事とする。
関連動画
関連静画
地下室に関するニコニコ静画のイラストやマンガを紹介してください。
関連リンク
- ニコニ・コモンズ「地下室(照明ON)」:https://commons.nicovideo.jp/works/nc235516
- ニコニ・コモンズ「地下室2-3」:https://commons.nicovideo.jp/works/nc298087
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