地名しりとりとは、CBC中部日本放送のバラエティ番組「ノブナガ」内で2001年から2004年にかけて放送された伝説のコーナーである。
概要
当時まだ売れていなかった芸人、ペナルティー・ワッキー(脇田寧人)を旅人に、愛知県名古屋市栄区からスタート。
ルールは出会った人に地名の尻の字(名古屋→「や」→八尾(大阪府)、焼津(静岡県)など)からしりとりをしてもらう。
最初だけ特別に「名古屋」からスタートしたが、2回目以降は細かい地名まで調べ、その尻の字からしりとりをする。
ただし、以下のルールが設定されてある。後に設定が加えられたものもあり。
- 地名に「ん」がついたら前の場所に逆戻りする
- 移動に使えるのは飛行機以外。
- 視聴者がワッキーや「ノブナガ」と聞いて気付き、声をかけた場合はその人物としりとりが出来ない。
- 1度しりとりをした人物とはしりとりできない。
そして、何よりも重要なルールが
愛知、岐阜をクリアしたものの、ワッキーは中々三重へたどり着ける事ができず、4年半以上もの間全国、果てまた海外まで飛ばされてしまった。
飛行機が使えないルールのせいで鹿児島の離島から北海道まで十数時間かけて移動したこともある。
初めて飛ばされたのはハワイ。一度現地の日本人観光客に何とか日本の地名でしりとりしてもらって日本に帰る事が出来た。
その後、今度はタイに飛ばされる。タイ料理店で3ヶ月働いていたワッキーはタイ語を習得しており物凄くはしゃいでいたが、タイで4回もしりとりするハメに。最終的にブルネイに飛ばされ、ようやく日本に帰れた。
ノブナガの放映範囲が広がっていくにつれ地名しりとり・ワッキーの知名度も上がってゆき、東海地方以外での地名しりとりであっても次第にノブナガ視聴者と鉢合わせする機会が増えていった。
愛媛県松山市では松山駅の「安岡蒲鉾」店内にて、後にワッキーと何度も会うことになる「じゃこ天おばちゃん」が登場。以降松山市に来た際には必ずと言っていいほど登場するなど、各地の名物人物も現れるようになる。
そして、2004年10月、東京都練馬区のとしまえんにて、三重県の「松阪」が初めて出ることとなり、ようやくゴールを達成。その後、三重県をも巻き込んでCBCホールで祝賀会が開かれた。
後に「地名しりとり伝説」としてワッキーの栄誉をたたえられ、現在でも各地で再放送されている。
関連項目
- レシートすごろく - 1999~2001年に毎日放送で放送された深夜番組「クヮンガクッ」内の企画。陣内智則が道行く人にレシートをもらい、そのレシートが発行された店まで移動して、そこでまたレシートをもらい…を延々と続ける企画。梅田からスタートして、約4km南にある難波の高島屋に辿りつければゴール…のはずであったが、どういう訳か延べ5ヵ月間、ロケ日数計25日にわたり、日本全国合計18,780kmを駆け回るという凄まじい結果になってしまったという、伝説の企画。「地名しりとり」はこの企画をフォーマットにして製作された。
関連商品
DVDと本が発売されている。
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